中国商務省、Nexperiaの「中国従業員アカウント無効化」に警告 半導体供給網の懸念
世界の半導体サプライチェーンが神経質になりがちな中、中国商務省がオランダ本社の半導体企業Nexperiaの対応を名指しで問題視し、供給網リスクへの波及に警戒感を示しました。
何が起きたのか(2026年3月7日)
中国商務省は3月7日(土)、Nexperiaの最近の行動が「正常な事業運営を深刻に混乱させた」とする声明を出しました。声明は、Nexperiaが中国の従業員のオフィス用アカウントを一斉に無効化したことに関するメディアからの問い合わせに答える形で発表されたとしています。
中国商務省の主な指摘:交渉に「新たな障害」
声明によると、Wingtech(中国の企業)とNexperiaは、中国とオランダの共同努力も背景に、社内の企業紛争(内部の対立)の解決に向けて交渉を進めてきたとされます。
一方で商務省は、今回の「中国従業員のオフィス用アカウント無効化」が、
- 新たな対立を引き起こした
- 継続中の交渉プロセスにさらなる障害をつくった
と述べました。
供給網への警告:「危機が起きればオランダ側が全面的責任」
商務省はさらに、これらの措置が世界の半導体産業とそのサプライチェーンに「新たな危機」を引き起こす場合、「オランダ側が全面的な責任を負わなければならない」と警告した、というのが声明の骨子です。
NexperiaとWingtechの関係(今回の前提)
商務省の説明では、Nexperiaは「オランダに本社を置く半導体企業」であり、中国のWingtechが所有しているとされています。今回の声明は、両社が社内問題の解決に向け交渉中であることを前提に、実務的な措置(アカウント無効化)が現場の業務や交渉環境に与える影響を問題視した構図になっています。
今後の焦点:交渉の再整流化と事業の継続性
現時点(3月8日)で商務省声明が示している焦点は、「交渉の継続」と「通常の事業運営の回復」です。具体的には、
- 中国の従業員側の業務継続(アカウント無効化の影響の扱い)
- WingtechとNexperiaの交渉が再び前進するか
- 現場の混乱がサプライチェーン上の納期・供給不安に連鎖しないか
といった点が注視されます。
Reference(s):
cgtn.com








