蘇翊鳴が雪上復帰 ミラノ・コルティナ2026後初のトレーニング
ミラノ・コルティナ2026冬季五輪後、スノーボード男子で金メダルを獲得した蘇翊鳴(スー・イーミン)選手が、約2週間ぶりに雪上練習を再開しました。シーズン後半の戦いを見据え、「体が最も良い状態のときにフォームを維持したい」と語っています。
五輪後初の雪上セッション、目的は「感覚を戻す」
今回の練習は、中国本土・河北省張家口のGenting Snow Parkで行われ、蘇選手にとってミラノ・コルティナ2026冬季五輪後初めての雪上トレーニングになりました。
22歳の蘇選手は、この日のセッションで難度の高い大技を多用せず、主な狙いを「フォーム(動きの感覚)の回復」に置いたといいます。五輪の大舞台を終えた直後だからこそ、コンディションと相談しながら基礎から確認する姿勢がうかがえます。
「雪に戻るのを楽しみにしていた」—本人コメント
蘇選手は中国メディア(China Media Group、CMG)に対し、次のように話しました。
「雪に戻るのを楽しみにしていました。体が最も良い状態のときにフォームを維持して、シーズン残りの試合でも良いパフォーマンスを続けたいです」
競技者にとって、勝った直後の調整は難しい局面でもあります。達成感の一方で疲労も残りやすく、次の試合へ向けて「上げる」のか「整える」のか、判断が問われます。
今月後半のW杯出場も視野に、新しい“グラブ”を試す
強く負荷をかけない範囲で、蘇選手は新しい「グラブ」(空中でボードをつかむ動き)も試したとされます。本人は、状態が良ければ今月(2026年3月)後半のワールドカップ(W杯)で実戦投入する可能性にも触れています。
大技そのものよりも、空中姿勢やスタイルに直結するディテールの磨き上げは、採点競技における完成度を左右します。五輪後の最初の一歩として、無理をせずに「次につながる要素」を確認した形です。
ミラノ・コルティナ2026で残した結果
蘇選手はミラノ・コルティナ2026で、男子ビッグエアでメダルを獲得し、続く男子スロープスタイル決勝では金メダルを手にしました。中国本土のスノーボード界にとっても象徴的な結果となり、その後の本人の取り組み方が注目されています。
蘇選手は今回の雪上復帰を「家に帰ってきたような感じ」と表現したとも伝えられています。大舞台の後でも、日常の練習へ静かに戻っていく——その姿が、次のシーズン後半の見どころを少しだけ先取りしているのかもしれません。
Reference(s):
Su Yiming attends first training session since Milano Cortina 2026
cgtn.com








