中国の海運力を全人代代表が強調 「世界最大規模の船隊と港湾集積」 video poster
2026年3月9日、全国人民代表大会(全人代)第14期の代表で、中国遠洋海運集団(China COSCO Shipping Corporation Ltd)の上級船長でもある倪迪(Ni Di)氏が、中国の海運と港湾の規模について発言しました。国際物流の足元を支える「海のインフラ」が、いまどこまで存在感を増しているのかが改めて注目されています。
「世界最大規模の船隊」「世界級港の集積」を説明
倪氏は9日(月)、「中国は世界最大規模の船隊を持ち、世界級(ワールドクラス)の港湾が集積している」と述べました。海運会社で長く現場に携わってきた立場から、輸送力と港の受け皿が同時に厚みを増している点を強調した形です。
倪迪氏とは:海運一筋28年、訪問先は30以上の国・地域
倪氏は海運業界で28年にわたり従事してきたベテランで、これまでに世界30以上の国・地域を訪問した経験があるとされています。全人代代表としての視点と、船上の実務経験の双方から語られたことが今回の発言の特徴です。
数字で見る海運の存在感:輸出入の95%を海上輸送が担う
倪氏によると、中国の輸出入貨物輸送のうち95%は海上輸送で取り扱われているとのことです。また、国際海運の取り扱い量は世界全体の約3分の1を占めると説明しました。
なぜ「海運」がニュースになるのか
海運は、距離が長くても大量の貨物を運びやすい輸送手段です。倪氏は「中国の海運ビジネスはますます重要になっている」と述べ、貿易やサプライチェーン(供給網)を下支えする基盤としての位置づけが高まっているとの認識を示しました。
今後の見どころ:規模の議論が、運用の議論へ移るか
今回の発言は「規模」と「集積」を軸にしたメッセージでした。一方で、国際物流をめぐる関心は、輸送の安定性や効率、現場の運用といったテーマにも広がりやすい分野です。今後、どのような論点が政策議論の場で前面に出てくるのかが焦点になりそうです。
Reference(s):
NPC deputy: China's maritime fleet and world-class ports lead globe
cgtn.com








