新疆カラマイ、映画「Blades of the Guardians」ロケ地効果で観光施策 video poster
中国本土北西部・新疆の都市カラマイが、武侠(マーシャルアーツ)映画の大型作品「Blades of the Guardians」の撮影地になったことをきっかけに、観光の呼び込み策を打ち出しました。映画ファンの関心が“ロケ地”に向かういま、地域がどう動くのかが注目されています。
何があった?——ロケ地を起点に、割引やクーポンを用意
カラマイは同作品の主要な撮影地として使われたことを踏まえ、来訪者向けに割引やバウチャー(クーポン)を提供する一連の観光インセンティブを開始しました。映画を見た人が「実際の風景を見てみたい」と思ったタイミングを、地域側が観光需要につなげようとする動きです。
人を惹きつけるのは「砂漠の劇的な景観」
キャンペーンが前面に押し出すのは、カラマイ周辺の砂漠地帯に広がるドラマチックな景観です。とくに、映画の多くが撮影されたという「世界魔鬼城(World Ghost Town)」のヤルダン地形(風の浸食で削られた独特の地形)が、ファンの“聖地巡礼”の目的地として意識されているようです。
背景にある「映画×観光」の相性
作品の世界観と現地の景観が重なると、観光の動機は「名所を見る」から「物語を追体験する」へと変わります。今回のカラマイの施策は、映画の話題性を短期的な集客だけで終わらせず、訪問のハードルを下げる(割引・クーポン)ことで来訪につなげる狙いが読み取れます。
盛り上がりの一方で、静かに見ておきたいポイント
- 自然景観の保全:ヤルダン地形のような繊細な景観は、来訪者増による影響も受けやすいとされます。観光拡大と保護の両立が鍵になります。
- 体験の質:映画ファンは“写真映え”だけでなく、撮影地としてのストーリーや案内の分かりやすさも重視しがちです。
- 一過性で終わらない設計:作品人気の波が落ち着いた後に、どんな魅力でリピーターを増やすのかも問われます。
これからの見どころ——ロケ地が「地域の顔」になるか
2026年3月時点、映画のロケ地を起点にした観光施策は各地で見られますが、鍵になるのは“来訪者の満足”と“景観の持続性”の両立です。カラマイの取り組みが、映画ファンの熱量を地域の長期的な魅力へどう編み直していくのか。今後の運用が注目されます。
Reference(s):
Xinjiang city uses blockbuster filming location to boost tourism
cgtn.com








