中国人旅行者1万人超が中東から帰国 外務省が増便で対応
中国外務省は2026年3月10日、アラブ首長国連邦(UAE)、オマーン、サウジアラビアなどから、中国人旅行者1万人超が「安全かつ秩序だって」帰国したと明らかにしました。軍事衝突の影響で移動が難しくなる局面で、増便と臨時便の投入が急ピッチで進んだ形です。
何が起きた?——「1万人超が安全に帰国」
中国外務省の郭嘉昆(グオ・ジアクン)報道官は、定例会見で「UAE、オマーン、サウジアラビアなど」から、1万人を超える中国人旅行者が安全に帰国したと説明しました。
「近ごろ(最近数日)」の取り組みとして、外務省が関係機関と連携し、足止め状態になっていた旅客の帰国を後押ししたとしています。
帰国を支えたのは“増便”と“緊急派遣”
会見によると、今回の帰国支援は中国外務省が、中国民用航空局(CAAC)と連携して進めました。具体的には、国内航空会社の輸送力(座席供給)を大幅に増やし、中東に向けて緊急の便を派遣したといいます。
ポイント(発表内容の整理)
- 帰国者数:1万人超
- 対象地域:UAE、オマーン、サウジアラビアなど
- 対応:国内航空会社が増便/緊急便を派遣
- 連携:外務省+中国民用航空局(CAAC)
外務省が注意喚起:「イラン周辺の国・地域への渡航は控えて」
郭報道官は同時に、軍事衝突の影響を受けているイラン周辺の国・地域への渡航を控えるよう、中国国民に改めて呼びかけました。
今回の発表は「帰国が進んだ」という明るい面と、「そもそも移動が滞りうる環境にある」という現実の両方を示しています。情勢が変化する局面では、航空便の確保だけでなく、現地の安全情報や移動制限の更新が、旅行計画を左右しやすくなります。
現地の在外公館は「必要な支援を最大限」
中国外務省は、関係国にある中国大使館・領事館が、支援を必要とする中国国民に対して「必要な支援を最大限提供する」と述べました。
緊急時の支援は、航空便の手配だけでなく、状況確認、案内、連絡体制の維持など、複数の作業が同時並行で動きます。今回のケースは、帰国支援が“実務としてどのように回るのか”を垣間見せる発表でもあります。
(2026年3月10日時点)
Reference(s):
Over 10,000 Chinese travelers safely return from Middle East countries
cgtn.com








