冬季パラ距離スキー初日、中国の劉子旭がスプリント金で2冠
イタリアで開催中の「2026ミラノ・コルティナ冬季パラリンピック」で、距離スキーが開幕しました。現地時間3月10日(火)の初日、男子スプリント(座位)決勝で中国の劉子旭(りゅう・しきょく)選手が金メダルを獲得し、今大会2つ目の金に到達しています。
男子スプリント(座位)で劉子旭が金、2分28秒9
男子スプリント(座位)は、予選と準決勝を勝ち上がった6人が決勝へ進出。1キロのコースで、障がいの程度に応じた条件で個別スタートする形式で争われました。
28歳の劉選手は、2日前に男子バイアスロン個人(座位)で優勝しており、この日は2分28秒9でフィニッシュ。距離スキーの開幕日に、勢いをそのまま結果につなげました。
決勝の結果(男子スプリント座位)
- 金:劉子旭(中国)
- 銀:クリスチアン・リベラ(ブラジル)
- 銅:エルボル・ハミトフ(カザフスタン)
- 6位:王涛(中国)
「座位」競技の見どころは、道具と配分の“読み”
座位クラスの距離スキーは、シットスキー(座って滑る器具)とポール操作が重要になるため、単純な体力勝負になりにくいのが特徴です。コースの起伏に合わせて、どこでスピードを伸ばし、どこで温存するか。さらに、スタート方式や条件設定も含めて、戦略の立て方が結果に直結します。
今大会の初日に金を積み上げたことは、選手個人の自信だけでなく、チーム全体の流れづくりという意味でも注目点になりそうです。
今後の焦点:メダルの「初動」が大会の空気を変える
冬季パラリンピックでは、種目ごとにコンディション(雪質や気温)やコース特性が大きく変わり、強さの出方も日替わりになりがちです。だからこそ、開幕直後のメダルは“得点以上”の影響を持つことがあります。
劉選手がバイアスロンに続いて距離スキーでも頂点に立ったことで、今後のレースでも各国の駆け引きが一段と濃くなっていきそうです。
Reference(s):
China wins multiple medals in Paralympic cross-country skiing
cgtn.com








