中国、インターネット衛星の新グループ打ち上げ 海南の商業発射場から
中国が3月13日(金)未明、低軌道(LEO)のインターネット衛星「第20グループ」を打ち上げました。通信衛星コンステレーション(多数の衛星を連携させる仕組み)の整備が、着実に前へ進んだ形です。
打ち上げは海南の商業発射場、午前3時48分に離昇
今回の打ち上げは、中国南部の海南省にある海南商業宇宙機発射場から行われました。ロケットは長征(Long March)-8Aで、午前3時48分に発射され、衛星を予定の軌道へ投入したとされています。
長征-8Aとは:低・中軌道の衛星網を支える設計
長征-8Aは中国運載火箭技術研究院が開発したキャリアロケットです。公表された主な仕様は次の通りです。
- 全長:50.5メートル
- 離昇重量:371トン
- 打ち上げ能力:高度700kmの太陽同期軌道へ最大7トン
低軌道・中軌道にまたがる衛星コンステレーションの「ネットワーキング(連携運用)」に対応できる点が特徴とされています。
2025年の初飛行以降、主力機の一つへ
長征-8Aは2025年の初飛行以来、低・中軌道衛星の打ち上げを担う主要モデルの一つになったとされています。背景として、モジュール設計(部品の共通化・組み替えやすさ)、コスト効率、迅速な打ち上げ対応力が挙げられています。
「低軌道インターネット衛星」が意味するもの
低軌道(LEO)の衛星は地上から比較的近い高度を周回するため、通信の遅延(レイテンシー)を抑えやすい一方、広域をカバーするには多数の衛星を継続的に打ち上げる必要があります。今回のような“グループ単位”での投入は、衛星網の拡充や更新をテンポよく進める上で重要なピースになり得ます。
長征シリーズ通算631回目の飛行任務
今回の打ち上げは、長征キャリアロケットシリーズとして通算631回目の飛行任務になったとされています。商業発射場の活用とあわせ、衛星打ち上げの定常化が進む動きとして注目されます。
Reference(s):
cgtn.com







