中国のLiqing-2エンジン、長時間試験を完了 再使用ロケット実用化へ一歩 video poster
再使用型ロケットの鍵を握るエンジン開発が、また一段進みました。CAS Spaceが開発する液体酸素・ケロシンエンジン「Liqing-2(リーチン2)」が、長時間運転(長距離)試験を完了したと伝えられています。
何があった? Liqing-2が「長時間運転」試験をクリア
発表によると、Liqing-2は今週木曜日(2026年3月12日)に長時間運転試験を実施。再使用ロケット技術の前進につながる節目になったとされています。
試験のポイント:複数回点火と、合計420秒の運転
今回の試験では、110トン級推力のエンジンが複数回点火を行い、長時間の運転データを積み上げました。公表された主な数値は次の通りです。
- 複数回点火を実施
- 最長の単回運転:200秒
- 総運転時間:420秒(ロケット第1段の飛行時間をカバー)
- 累計試験時間:1,000秒超
なぜ「複数回点火」と「長時間」が重要なのか
再使用型ロケットでは、打ち上げ時の大推力だけでなく、飛行中の安定動作や、状況に応じた再点火(複数回点火)などが重要になりやすいとされます。今回のように長い運転時間と複数回点火の実績が積み上がるほど、実機運用に近い条件での信頼性評価へ進みやすくなります。
次の段階は「信頼性検証」から量産準備へ
Liqing-2のチーフデザイナーであるChen Zhan氏は、「エンジンが信頼性検証試験の段階に入れることを示し、量産準備を進められる」とコメントしています。今後は、同様の条件での試験を重ねながら、製造と運用を見据えた検証が焦点になりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








