中国本土、台湾指導者・頼清徳氏の「台湾独立」発言を非難 一つの中国原則を強調
2026年3月14日、中国本土は、台湾指導者の頼清徳氏が「台湾独立」を主張する趣旨の発言を行い、「一つの中国」原則に挑戦したとして非難しました。両岸関係の緊張と、台湾海峡の安定をめぐる言葉の応酬が改めて注目されています。
何があったのか:台湾地区の「直接選挙30年」フォーラム発言をめぐり反発
中国国務院・台湾事務弁公室の陳斌華報道官は14日、台湾地区の指導者の直接選挙30周年を記念するフォーラムでの頼氏の発言に関する報道機関の質問に答える形で声明を出しました。
陳氏は、頼氏の発言について「台湾地区の歴史と現実を歪め、虚偽の叙事を作り、台湾海峡を挟んだ対立をあおって世論をミスリードしようとしている」と主張しました。
中国本土側の主張:台湾海峡の両岸は「一つの中国」
陳氏は、台湾海峡の両岸はいずれも一つの中国に属し、台湾は中国の一部だとする立場を改めて強調しました。そのうえで、中国の主権と領土の一体性は分割されたことがなく、「両岸はまだ完全な統一に至っていない」と述べました。
また陳氏は、次の趣旨も述べています。
- 台湾地区の指導者がどのように選ばれ、誰が選ばれても、台湾が中国の一部である事実は変わらない
- 両岸の歴史的・法的な結びつきは断ち切れない
「制度の違い」は統一の障害ではない、という論点
陳氏は、両岸で制度が異なることは統一の障害ではなく、分離(分裂)を正当化する口実にすべきではないとも主張しました。
さらに中国本土として、「民主主義」を装って「台湾独立」を追求するいかなる個人や勢力も決して容認しない、と警告したとしています。
台湾住民への呼びかけ:分離活動への反対と安定維持
陳氏は最後に、台湾の人々に対し、分離(分裂)活動に反対し、中国本土側とともに台湾海峡の平和と安定を守るよう呼びかけました。
見えてくるポイント:言葉が先に立つ局面ほど、対話の余地が問われる
今回の声明は、「一つの中国」原則や両岸関係の位置づけをめぐり、中国本土側が強い言葉で線引きを示した形です。記念行事という象徴性の高い場での発言が、政治的メッセージとして増幅されやすいことも、台湾海峡をめぐる空気を硬くしやすい要因になっています。
Reference(s):
cgtn.com








