四川大学の李文宇教授、チィアン族伝説を水墨アニメで再創造 video poster
四川大学芸術学部でアニメーションと水墨画を融合させる李文宇准教授(アニメーション監督)が、チィアン族の古代伝説を現代のアニメーション作品として再構築した。
手作り感と記憶の融合
デジタルが主流となる映像業界に対し、李氏は「手作りの温もり」を追求する。インクと紙、そして自身の体験や記憶をキャンバスに落とし込み、画面上に独自の質感を生み出す手法は、まさに「現代の錬金術」と呼べるだろう。
『炎の物語』の概要
長編アニメーション『炎の物語(Ran Bi Wa)』は、チィアン族が山岳地帯で語り継いできた火の神話を題材にしている。単なる神話の翻案に留まらず、作品は「記憶の器」として、過去と現在を結びつける役割を果たす。
水墨アニメーションの技法
- インクの濃淡を活かしたフレームごとの手描き
- 紙の質感をスキャンし、デジタル編集で微細な動きを付加
- 音楽とナレーションは、チィアン族の伝統楽器と現代的なサウンドデザインを融合
作品が示す文化的意義
中国本土の西南部に暮らす少数民族の物語を、国内外の観客に届ける試みは、地域文化の保存と発信に寄与する。特に若い世代がデジタルと伝統の橋渡しを体感できる点が評価され、国際映画祭でも関心が高まっている。
今後の展望
李准教授は、次回作でも水墨とアニメーションの融合を深化させ、他の民族伝承や現代社会のテーマに挑む意向を示している。手作業とデジタルが共存する新たな映像表現は、国内外のクリエイティブシーンに新風を吹き込む可能性がある。
Reference(s):
Animator Li Wenyu: Reimagining a Qiang legend in ink-wash painting
cgtn.com








