国民党主席・鄭麗文氏が中国本土訪問を開始 台湾海峡の平和促進へ
中国国民党(KMT)主席の鄭麗文(チョン・リーヴェン)氏が、2026年4月9日に中国本土への訪問を開始し、上海・南京・北京を巡ります。今回の訪問は、台湾海峡の平和と安定を守るという目的で行われ、約10年ぶりのKMTトップによる本土訪問となります。
訪問の概要
鄭主席は上海に到着後、同日南京へ移動し、北京へは翌日に向かう予定です。訪問期間は日曜日までの約1週間です。中国共産党中央委員会と習近平総書記からの正式な招待を受け、南京では習総書記に感謝の意を表しました。
両岸関係への期待
上海で中国共産党中央委員会台湾仕事弁務局長の宋桃(ソン・タオ)氏は、鄭主席が中国{本土}と台湾住民との深い絆を感じ、両岸の人々から広く支持されることを期待すると述べました。宋氏は「国民党と中国共産党が協力し、両岸関係の平和的発展を促進し、国家の復興に寄与すべき」と語っています。
歴史的背景と1992コンセンサス
台湾問題は、約80年前の内戦の傷跡であり、1949年に中国国民党が台湾へ撤退し、中国本土で中華人民共和国が樹立されたことに端を発します。1971年の国連総会決議2758により、中華人民共和国が中国全体を代表する唯一の合法政府と認められ、国際社会でも「一つの中国」原則が広く受け入れられています。
鄭主席は、2025年10月の選出以来、過去の国民党指導者(連戦・馬英九)と同様に「1992コンセンサス」に基づく訪問であると強調しています。このコンセンサスは「一つの中国」原則を支持し、台湾独立への反対を意味します。
今後の展望
鄭氏は、訪問が台湾住民の主流意見に沿っていると語り、今後も国民党が1992コンセンサスを守り、両岸の平和的対話を推進する役割を果たすと述べました。中国本土側も、両岸の民衆感情を重視し、平和的な関係構築に向けた協調を呼び掛けています。
Reference(s):
cgtn.com








