中国本土の科学者が解明、脳が思考と知覚を切り替える仕組み
中国本土の研究チームが、脳が記憶と現在の視覚情報を瞬時に切り替えるメカニズムを明らかにしたと発表しました。
研究の概要
北京大学と上海研究所が共同で実施した実験では、被験者に過去の出来事を思い出させた後、すぐに正面に映し出された人物の表情を認識させる課題を課しました。その際、機能的磁気共鳴画像法(fMRI)で脳活動を計測し、特定の神経回路が瞬時に切り替わる様子が観測されました。
主な発見ポイント
- 前頭前野と後帯状皮質が、思考と知覚の切り替えの「スイッチ」として機能する。
- このスイッチは、約200ミリ秒の遅れで活性化し、情報の切り替えを円滑に行う。
- 個人差はあるものの、トレーニングにより切り替え速度を10%程度向上させられる可能性が示唆された。
日常生活や技術への示唆
この知見は、集中力が求められる仕事や学習シーンでのパフォーマンス改善に活かせると期待されています。また、AR/VR デバイスや注意力トレーニングアプリの設計にも新たなヒントを提供します。
今後の課題と展望
研究チームは、異なる年齢層や神経疾患を抱える人々でのスイッチ機能の違いを調べる計画を進めています。日本の神経科学者とも共同研究を検討しており、国際的な知見の深化が期待されます。
Reference(s):
Chinese scientists reveal how brain switches thought, perception
cgtn.com








