中国本土の工場出荷価格が3年ぶりに上昇 3月PPIが年率1.0%へ回復
中国本土の生産者物価指数(PPI)が3月に1.0%上昇し、41か月続いた下落を止め、年率で初めて増加しました。これは国内外の原材料価格上昇と、一部セクターでの供給需要バランス改善が要因とされています。
主要な上昇分野
- AI関連ハードウェア・電子部品:光ファイバー製造価格は前年同期比で76.1%上昇、外付けストレージや部品は21.1%増、専門電子材料は18.7%増。
- グリーン転換分野:バイオマス燃料加工価格は6.1%上昇、廃棄物資源活用は0.9%上昇。
消費者物価指数(CPI)の動向
同時期に公表されたCPIは前年同月比で1.0%上昇、月比では-0.7%と季節的な需要低下が見られました。コアCPI(食料・エネルギー除く)は前年同期比で1.1%上昇しています。
特に工業消費財価格は2.2%上昇し、前月比で1.1ポイント拡大。データストレージデバイス価格は5.5%上昇し、原材料コスト上昇とデジタル経済需要の強さが影響しています。
背景と今後の展望
統計局の董麗娟統計官は、世界的な商品価格上昇と国内の「AI Plus」推進策が相乗し、AI・高性能コンピューティング需要が価格上昇を押し上げたと説明しています。グリーン転換への投資拡大も、関連産業の価格上昇を後押ししています。
今後、PPIの上昇が持続すれば、生産コストの転嫁が消費者価格へ波及し、CPIのさらに高い伸びにつながる可能性があります。一方で、季節的な需要減退や政策的な物価安定策がどのように働くかが注目されます。
Reference(s):
China's factory-gate prices rise in March, ending 3-year slide
cgtn.com








