2026年4月現在、中国本土の月探査計画「嫦娥‑7」は、海南島・文昌宇宙発射場に無事到着し、今年後半の打ち上げに向けた最終段階へと進んでいます。月の南極に焦点を当てた本ミッションは、日本を含む国際社会の関心を集めています。
到着の経緯
探査機は航空機と陸上輸送を組み合わせ、先週の木曜日に文昌発射場へ搬入されました。中国載人宇宙局(CMSA)は「全ての設備が良好な状態にあり、事前テストは計画通りに進んでいる」と発表しています。
ミッションの概要
嫦娥‑7は、以下の技術を統合して月面南極の環境と資源を総合的に調査します。
- 高精度着陸システム
- 脚部歩行(レッグド・ウォーキング)技術
- 月面低重力飛行(ローバー・フライング)機能
- 永久影のクレーター内探査
軌道飛行、着陸、ローバー走行、そして空中飛行の組み合わせにより、従来の単一ミッションでは得られなかったデータ取得を目指します。
国際協力と技術的挑戦
本計画では、海外の研究機関とのデータ共有や共同実験が予定されており、国際的な科学交流の拡大が期待されています。特に、月の水氷や希少資源の分布調査は、将来の資源活用に向けた重要な一歩です。
今後のスケジュール
2026年下半期の打ち上げに向け、以下の工程が予定されています。
- 最終統合テストとシステムチェック
- 打ち上げ前の最終ロジスティック確認
- 文昌サイトからのロケット打ち上げ
- 月面南極への着陸と継続的探査
成功すれば、有人月面ミッションへの橋渡しとなり、長期的な月面基地建設へ向けた技術基盤が整うと見込まれます。
Reference(s):
China's Chang'e-7 lunar probe arrives at launch site ahead of mission
cgtn.com








