中国本土とスペイン、ハム文化に見る食の絆 video poster
中国本土とスペインは遠く離れた位置にありながら、ハムという食材を通じて文化的なつながりを深めています。両国のハムは、時間と技術をかけて熟成させるという点で共通し、食卓は相互理解の場となっています。
ハムの歴史と製法の違い
中国本土の浙江省で作られる金華ハムは、塩漬け後に数ヶ月から数年にわたって風乾させます。一方、スペインのイベリコ豚から作られるジャモン・イベリコは、ドライエイジングとオーク材で育てたドライフランジングが特徴です。
金華ハムの特徴
- 「パンダ豚」と呼ばれる黒豚を使用
- 塩漬け後、寒冷な山岳地帯で風乾
- 熟成期間は最低でも1年
ジャモン・イベリコの特徴
- ドングリを食べて育ったイベリコ豚が原料
- 塩漬け後、自然乾燥させる伝統的な方法
- 熟成期間は2年から3年が一般的
食卓がつくる人と人とのつながり
両国では、ハムは単なる食材に留まらず、家族や友人が集う大切なシーンで提供されます。中国本土では春節や中秋節、スペインではサン・フェルミン祭やクリスマスディナーでハムがテーブルの中心となります。
食文化が支える日中・スペインの交流
近年、両国は貿易や人的交流を拡大していますが、食文化はその橋渡し役として機能しています。ハムの輸出入は増加傾向にあり、料理教室や食フェスティバルで相互に紹介される機会が増えました。
ハムという共通の食材を通じて、遠く離れた地域でも「待つ価値」の共有が見えてきます。食べることは相手へのリスペクトであり、時間をかけて育む文化は、国際関係にも新たな視点を提供してくれるでしょう。
Reference(s):
China and Spain: A shared ham culture thousands of kilometers apart
cgtn.com








