中国本土、海上プラットフォームからSmart Dragon‑3ロケットで衛星インターネット実証打ち上げ
2026年4月9日(土)、中国本土は南部広東省楊江沖の海上プラットフォームからSmart Dragon‑3(SD‑3)ロケットを打ち上げ、衛星インターネット技術の実証用ペイロードを目標軌道へ投入しました。
打ち上げの概要
このミッションは中国航天科技集団公司(CASC)の泰州衛星発射センターが主管し、海上からの打ち上げが可能な商業ロケットとしては11回目の飛行となります。打ち上げは太陽同期軌道への投入を目指し、500km付近の軌道へペイロードを配置しました。
Smart Dragon‑3 の特徴
- 4段式固体燃料ロケット
- 太陽同期軌道および低軌道(LEO)向けに設計
- 500km太陽同期軌道へ最大1,500kgのペイロードを届けられる能力
- 商業利用を前提としたモジュール化設計
今回のミッションが示す意義
海上からの打ち上げは発射基地の柔軟性を高め、既存の陸上施設に比べて天候や軌道条件の最適化がしやすくなる点が注目されています。また、商業ロケットの実績が積み重なることで、衛星インターネットサービスの低コスト化と高速化が期待され、アジア太平洋地域の通信インフラに新たな選択肢を提供します。
今後の展望
SD‑3 は現在、民間衛星や小型観測衛星の打ち上げ需要に応えるべく、打ち上げ回数を増やす計画が進行中です。次回以降のミッションでは、さらに大容量の通信衛星や地球観測ミッションへの応用が検討されています。
海上商業ロケットの運用が本格化すれば、国内外の衛星事業者にとって新たな発射オプションが増えるだけでなく、宇宙産業全体の競争力強化にもつながるでしょう。
Reference(s):
cgtn.com








