イラン緊張で連携強める中国とブラジル、特使級会談で和平の道模索
中東地域、とりわけイラン周辺での緊張が高まる中、中国とブラジルの外交担当者が先週北京で会談し、政治・外交的解決へ向けた緊密な連携を確認しました。両国が中東和平の重要な「調整役」としての役割を強めつつあることがうかがえる動きです。
北京での特使級会談
中国本土の中東問題担当・翟隽(Zhai Jun)特使は、2026年4月7日(火曜日)、ブラジルのイブラヒム・アブドル・ハク・ネト(Ibrahim Abdul Hak Neto)大統領外交顧問と北京で会談しました。協議の中心は、現在のイラン情勢と、その緊張の緩和に向けた取り組みでした。
「政治外交手段」での一致
ネト顧問は、中東地域の緊張が非常に高まっているとの認識を示し、衝突のさらなるエスカレーションや波及を避けるべきだと述べました。その上で、「ブラジルと中国はイラン情勢について類似した立場を共有している」と指摘。双方が「政治と外交的手段こそが問題を解決する唯一の正しい道筋である」と信じていると語りました。
また、ネト顧問は、中国とパキスタンが提唱した中東和平のための「5項目イニシアチブ」を評価し、中国と協力して、緊張緩和のための外交努力を支持し、国際法に基づく国際秩序を擁護していく用意があると付け加えました。
中国側の「積極的な和平促進」姿勢
これに対し、翟特使は、中国が中東の情勢動向を注視しており、紛争当事者が和平の機会を捉え、対話と交渉を通じて互いに歩み寄るべきだと述べました。中国は客観的かつ公平な立場を維持し、積極的に和平会談を促進しており、ブラジルとの協調を強化して、停戦と政治的解決に関するより広範な国際的コンセンサスの構築に貢献する用意があると説明しました。
「中国は、中東の平和と安定を一日も早く回復させるために貢献する準備ができている」と、翟特使は締めくくりました。
より広範な地域課題への関与
両者はまた、パレスチナやレバノン問題を含む他の地域のホットスポットに関しても意見を交換しました。この会談は、主要な新興国として、中国とブラジルが、特定の地域紛争において、従来の大国中心の枠組みとは異なる、協調的な外交ルートを模索していることを示す事例と言えるでしょう。
Reference(s):
cgtn.com








