台湾海峡を渡る交流拡大、中国本土が10の新施策を実施へ
台湾海峡を挟んだ人的・経済的交流を促進するため、中国本土政府が新たな政策パッケージの実施を加速させています。2026年に入ってから、台湾からの訪問者数が急増する中、両岸関係のさらなる正常化が注目されています。
交流拡大を示す最新データ
出入国在留管理庁が発表した2026年第1四半期(1月から3月)の統計によると、台湾住民向けの中国本土旅行許可証(旅行証)の発給数は前年同期比11.8%増加しました。また、台湾から中国本土を訪れた訪問者数も27.6%増と、明らかな回復傾向を示しています。
「10の施策」の中身とは
4月12日、中国本土側は台湾海峡両岸の交流・協力を後押しするため、10項目の政策・措置を発表しました。その主な内容は以下の通りです。
- 個人旅行の再開促進:上海市と福建省の住民を対象とした台湾への個人旅行の再開を推進。
- 台湾食品の輸入円滑化:資格を満たした台湾メーカーの食品が中国本土市場に入りやすくする。
- その他、ビジネス、教育、文化など多岐にわたる分野での交流・協力の障壁を取り除く措置が含まれています。
当局の見解と今後の課題
国務院台湾事務弁公室の陳斌華報道官は、4月半ばに行われた定例記者会見で、「台湾当局(民主進歩党当局)は民意に耳を傾け、さまざまな制限を一日も早く取り除き、両岸交流協力の正常化と定例化への障害を取り除くべきだ」と述べました。この発言は、政策の実施において、台湾側の対応が重要なカギを握っていることを示唆しています。
今回の施策は、台湾海峡の両岸に住む人々の間に広がる、より緊密な結びつきへのニーズに応えるものです。数字の上でも表れている交流への欲求が、今後どのように具体化され、地域の安定と繁栄につながっていくのか、その動向から目が離せません。
Reference(s):
Mainland pressing ahead with policy package to boost cross-Strait ties
cgtn.com








