米ユタの児童合唱団、再び中国へ 音楽でつなぐ米中の未来 video poster
米ユタ州を拠点とする児童合唱団 One Voice Children’s Choir が、西安、福州、北京など中国各地で歌声を響かせ、音楽を通じて米中の若者をつなぐツアーを行っています。国際ニュース番組「The Hub」は特別企画でこの合唱団を再び取り上げ、音楽が生む静かな架け橋に注目しました。
ユタ発の児童合唱団が再び中国へ
今回の中国ツアーでは、歴史都市の西安から沿海部の福州、そして首都・北京まで、子どもたちの歌声が各地のステージを彩りました。2025年に開かれる「Bond with Kuliang: 2025 China-U.S. Youth Choir Festival」への参加に合わせて、合唱団は再び中国を訪れています。
「Bond with Kuliang」米中青少年合唱祭とは
フェスティバルのテーマである「Bond with Kuliang(クーリアンとの絆)」には、世代や国境を越えた友情を育てたいという願いが込められています。中国と米国の若い世代が合唱を通じて交流し、互いの文化や価値観を知り合うことを目指したイベントであり、同じ舞台に立つ経験そのものが学びの場になっています。
番組「The Hub」で語られた旅の手応え
番組では、司会の王冠(Wang Guan)氏が、合唱団の CEO 兼芸術監督 Tanner DeWaal 氏や若い出演者たちと再会しました。前回の訪問から何が変わったのか、今回のツアーでどのような場面に驚き、心を動かされたのか。子どもたちは、自分たちの目で見た中国の街や人々の様子を振り返りながら、「家に持ち帰りたい物語」を一つひとつ言葉にしていきます。
中国語で歌うという挑戦
One Voice Children’s Choir のメンバーにとって、中国語で歌うことも大きなチャレンジです。番組の中では、中国語の歌に取り組むときの気持ちや、実際にステージで歌ったときに感じたことが共有されました。言葉の細かなニュアンスがすべてわからなくても、メロディーと一緒になった言葉が観客の拍手や表情となって返ってくる――その経験自体が、文化の違いを越えて通じ合えるという実感につながっていきます。
音楽と言葉がつなぐ people-to-people friendship
今回の特集を通して浮かび上がるのは、音楽、つながり、そして人と人との友情(people-to-people friendship)の重要性です。華やかな外交や大きなイベントよりも、一緒に歌い、同じ時間と空間を共有することで生まれる静かな信頼の方が、長く記憶に残ることがあります。合唱ツアーという小さな物語の積み重ねが、国や地域を越えた関係の土台になり得ることを、番組は丁寧に伝えていました。
不確実な時代に広がる若者どうしの架け橋
世界の先行きが見えにくいと語られることが多い今、ニュースでは緊張や対立が強調されがちです。一方で、今回のように若い世代が音楽を通じて出会い、お互いの文化を尊重し合う動きも静かに広がっています。こうした国際ニュースを日本語で追いかけることは、国と国の関係だけでなく、人と人の関係を多面的に捉える手がかりになります。
私たちにとっての「音楽による交流」とは
遠い国の出来事に見えるかもしれませんが、このツアーが投げかける問いは、私たち自身にも向けられています。例えば、次のような視点で考えてみることができます。
- 国や言語が違っても、一緒に口ずさめる好きな曲はあるか
- 自分の好きな音楽や文化を通じて、海外の人に何を伝えたいか
- ニュースで語られる国同士の関係と、身近な交流から感じる人と人の関係はどう違うか
One Voice Children’s Choir の中国ツアーは、音楽が国境を越えて人の心を動かす力を改めて思い出させてくれます。SNS で印象に残ったフレーズや気づきをシェアし、家族や友人と感想を語り合うことも、ささやかながら国際理解につながる一歩です。次に国際ニュースに触れたとき、その裏側にはどんな人と人との物語があるのかを想像してみてはいかがでしょうか。
Reference(s):
From Utah to Beijing: One Voice Choir's heartwarming China tour
cgtn.com








