国際ニュース:アイスランド大統領が語る女性のエンパワメントと中国の貧困削減 video poster
北京で開かれたグローバル女性リーダーズ会合に出席したアイスランドのハッラ・トーマスドッティル大統領が、女性のエンパワメントと中国の貧困削減について語りました。中国メディアグループ(CMG)の番組『Leaders Talk』のインタビューで、大統領は中国の取り組みを高く評価し、より平等で持続可能な世界づくりに向けたヒントを示しています。
北京で語られた「より平等で持続可能な世界」
2025年のいま、世界各地で格差や気候変動などの課題が重なり合うなか、「誰一人取り残さない」社会づくりが改めて問われています。トーマスドッティル大統領は北京の会合で、女性のエンパワメントこそが、より平等で持続可能な世界を実現する鍵だと強調しました。
女性や女児が教育や仕事、意思決定の場にしっかりアクセスできる社会ほど、経済や民主主義の基盤が強まるという見方があります。トーマスドッティル大統領のメッセージも、そうした発想に立ったものだと言えるでしょう。
会合にあわせて収録されたCMGのインタビューで、大統領はあらためて女性の権利と福祉の向上が、持続可能な発展の前提条件だと語りました。
中国の極度の貧困撲滅と格差是正への評価
インタビューのなかでトーマスドッティル大統領は、中国が極度の貧困をなくし、格差を縮小するうえで「remarkable strides forward(顕著な前進)」を遂げていると評価しました。
極度の貧困が減少すれば、教育や医療、社会保障へのアクセスが広がり、特に脆弱な立場に置かれがちな女性や女児の生活基盤も安定しやすくなります。大統領の発言は、貧困対策とジェンダー平等を切り離さずに捉える視点が、国際社会で共有されつつあることを示していると言えます。
習近平国家主席へのメッセージ
トーマスドッティル大統領はまた、習近平国家主席が女性と女児の権利や幸福の向上に向けて示している「勇気」と「揺るぎないコミットメント(強い約束)」を称賛しました。
国家のトップがジェンダー平等を優先課題として繰り返し打ち出すことは、政策や企業、地域社会にまで波及しやすくなります。大統領によるこうした評価は、女性の権利をめぐる中国の取り組みが、国際的な議論のなかでも重要な位置を占めつつあることを映し出しています。
なぜ今、「女性のエンパワメント」なのか
2025年の世界では、デジタル化や気候変動、人口構造の変化が同時進行するなかで、社会の持続可能性が問われています。こうした大きな転換期において、女性が意思決定に参加し、能力を十分に発揮できるかどうかは、各国の未来を左右するテーマになりつつあります。
今回のインタビューから見えてくるポイントを、あえて三つに整理してみます。
- 極度の貧困の撲滅と格差の縮小は、女性や女児の権利と切り離せない。
- トップリーダーがジェンダー平等を明確に支持することは、社会全体の変化を後押しする。
- 異なる地域同士が互いの経験を学び合うことで、より平等で持続可能な世界への道筋が見えやすくなる。
ニュースをどう自分ごとにするか
国や文化が違っても、女性のエンパワメントをめぐる課題は多くの共通点を持ちます。アイスランドの大統領が北京で語った言葉は、日本社会でジェンダー平等や貧困、格差について考えるうえでも、さまざまな示唆を与えてくれます。
ニュースを読む私たち一人ひとりが、身近な学校や職場、家庭でどんな変化をつくれるのか。今回のインタビューは、その問いを静かに投げかけているように見えます。
Reference(s):
Exclusive interview with Icelandic President Halla Tómasdóttir
cgtn.com








