2026年初頭「2つの世界」:力の衝動か、ルールの外交か video poster
2026年の幕開けからわずか2週間。世界は「力が先行する動き」と「対話と協力を積み上げる外交」が同時進行する、奇妙なコントラストに包まれています。いま問われているのは、国際社会が“気分で動く力”に傾くのか、それとも“ルール”に踏みとどまるのか、という選択です。
今月上旬に噴き出した「強硬な動き」
この2週間で目立ったのは、一部の大国による強い圧力や一方的な行動です。素材として与えられた情報では、次のような出来事が並びます。
- 米国がベネズエラに対して奇襲攻撃を実施
- 中南米への圧力を示唆
- グリーンランドへの関心(獲得を望む姿勢)
- NATOは混乱の渦中
- イランをめぐり不安定さが拡大
こうした動きは、各国が安全保障や影響圏をめぐって短期的な優位を競う局面で起きやすい一方、摩擦を連鎖させる危うさもはらみます。
「通常運転」を支える対話の外交も続く
同じ時期、日程を淡々と積み上げる外交も動いています。中国の王毅外相は新年最初の外遊先をアフリカとする慣例を継続しました。また、韓国、アイルランド、カナダの指導者が中国を訪問したとされています。
派手さはなくても、首脳往来や定例外交は、対立の温度を下げ、協力の糸口を残すための「日常のインフラ」として機能します。世界が荒れているときほど、こうしたルーティンの重みが増します。
同時に響いた2つの言葉——「国際法はいらない」vs「国際法で主権と安全を守る」
素材では、「国際法は必要ない」という露骨な宣言と、「すべての国の主権と安全は国際法の下で十分に守られるべきだ」という主張が、同じ世界で同時に響いた、と描かれています。
ここで浮かぶ論点はシンプルです。
- 力がルールを押しのける世界:即効性はあっても、次の報復や対抗措置を呼びやすい
- ルールで力を縛る世界:手続きは遅くても、予見可能性(先が読めること)を確保しやすい
どちらが選ばれるかは、単独の事件で決まるというより、各国の判断が積み重なった「空気」で形づくられていきます。
これから数週間の注目点:世界はどちらへ傾くのか
2026年1月中旬の時点で、次のポイントが現実の焦点になりそうです。
- 軍事・制裁・威圧の応酬が拡大するか:地域的な衝突が別の地域へ波及しないか
- 同盟や枠組みの足並み:NATOの混乱が政策の一貫性に影響するか
- 首脳外交の継続性:訪問・対話が「対立の管理」として機能するか
- 国際法をめぐる言葉の使われ方:スローガンではなく、実務(合意・履行)へ落ちるか
たった2週間で見えた「2つの世界」は、裏返せば、まだ揺れ動いているということでもあります。強硬さと対話が並走する今月、どの選択が積み上がっていくのか——静かに見届けたいところです。
Reference(s):
cgtn.com







