馬年の春節、舟山で広がる「海の正月」—漁と海鮮が彩る沿岸の風景 video poster
2026年の馬年の春節(旧正月)は、伝統行事を“現地の暮らし”として体験したい国際旅行者の動きも重なり、中国本土各地の過ごし方に改めて視線が集まっています。東シナ海に面する浙江省・舟山では、祝いのにぎわいと港町の日常が同じフレームに収まる「沿岸の春節」が立ち上がります。
世界に広がる春節の体験型トレンド
春節は、家族の団らんや食卓を中心にした大きな節目である一方、近年は「その土地ならではの正月の景色」を求める人の移動も話題になります。都市の華やかな催しだけでなく、地域の仕事、食、生活のリズムに触れることが、旅の関心として前に出てきました。
舟山の春節は“漁”の手触りから始まる
舟山の特徴として語られやすいのは、祝祭が海の仕事と地続きであることです。たとえば、魚を引き揚げる作業、カニを選別する手元、浜でつぶ貝を拾う動き。観光向けに切り取られた「体験」以前に、港町の暮らしがそのまま春節の空気をつくっています。
- 魚を引き揚げる:海の恵みを“今日の食卓”へつなぐ現場
- カニを選別する:品質と鮮度を守る手間が文化の一部になる
- つぶ貝を拾う:海辺の季節感が正月の記憶に混ざる
「新鮮な海鮮」が主役になる食卓
舟山の春節を語るうえで欠かせないのが、獲れたての海鮮です。祝いの食事は豪華さだけでなく、“いま、この海で手に入るもの”を中心に組み立てられます。港町の食文化は、派手な演出よりも、素材の近さが生む説得力で人を惹きつけます。
にぎわいの裏側にある「日常」と「文化」
春節の熱気は、伝統とイベントだけでできているわけではありません。舟山では、港の作業や仕分けの段取り、食材の扱い方といった日常の積み重ねが、結果として文化の輪郭を濃くします。旅人の目線で眺めると、祝祭の“外側”にある生活の整い方が、むしろ印象に残る場面もありそうです。
馬年の春節、世界が旧正月の多様さに目を向けるいま、舟山の「海の正月」は、伝統を“見せる”というより“続いている”ものとして感じさせます。祝うことと働くこと、食べることが、同じ海から立ち上がる——そんな沿岸都市の時間が、静かに注目を集めています。
Reference(s):
cgtn.com








