UEFAヨーロッパリーグ:トッテナム初黒星、ユナイテッドは初勝利
UEFAヨーロッパリーグの最新節は、トッテナムの連勝ストップ、マンチェスター・ユナイテッドの今大会初勝利、ラツィオの4連勝と、欧州の強豪クラブの明暗がくっきりと分かれる一日となりました。
トッテナム、ガラタサライに3-2敗戦で今季初黒星
トッテナムは、イスタンブール(トルコ)のラムズ・パークで行われたガラタサライ戦に3-2で敗れ、UEFAヨーロッパリーグでの完璧な戦績がついに途切れました。
開始早々の失点も一度は追いつく
試合はホームのガラタサライが主導権を握ります。ユヌス・アクギュン(Yunus Akgun)がハーフボレーで鮮やかな先制点を奪い、トッテナムはいきなりビハインドを背負いました。
それでもトッテナムは落ち着いて反撃。ブレナン・ジョンソン(Brennan Johnson)がゴール前へ流したボールにウィル・ランクシア(Will Lankshear)が詰め、シンプルなタップインで同点とします。このゴールはランクシアにとってスパーズでの初得点となりました。
守備の一瞬の隙から2失点
31分には守備の綻びが出ます。ラドゥ・ドラグシン(Radu Dragusin)が最終ラインでボールを持ったところをマウロ・イカルディ(Mauro Icardi)に奪われ、そのこぼれ球をドリース・メルテンス(Dries Mertens)が拾ってビクター・オシムヘン(Victor Osimhen)へスルーパス。オシムヘンがゴール隅へ正確なシュートを流し込み、スコアは2-1となりました。
勢いに乗るガラタサライは、前半終了6分前にもオシムヘンが再び決めてリードを2点に広げます。トッテナムは守備の集中を欠いた時間帯を突かれた形となりました。
ランクシアが退場、それでも10人で1点を返す
後半に入るとトッテナムに試練が訪れます。初得点を挙げたランクシアが1時間を過ぎたあたりでこの日2枚目の警告を受け、退場に。数的不利の10人での戦いを強いられました。
それでもトッテナムは意地を見せます。途中出場のドミニク・ソランケ(Dominic Solanke)がペドロ・ポロ(Pedro Porro)のクロスを巧みなバックヒールで流し込み、1点差に詰め寄ります。しかし反撃もここまで。試合は3-2で終了し、トッテナムは今季のヨーロッパリーグで初の黒星を喫しました。
マンチェスター・ユナイテッド、アマドの2得点で今大会初勝利
同じくUEFAヨーロッパリーグでは、マンチェスター・ユナイテッドがホームのオールド・トラフォード(イングランド・マンチェスター)でPAOKに2-0で勝利し、今大会での初勝利を手にしました。
得点を挙げたのはアマド・ディアロ(Amad Diallo)。2ゴールを記録し、チームに今季のヨーロッパリーグ初白星をもたらしました。この勝利は、暫定指揮官ルート・ファン・ニステルローイ(Ruud van Nistelrooy)のもとで挙げた最初の成果でもあります。それまでの3試合はエリック・テン・ハグ(Erik ten Hag)のもとでいずれも引き分けに終わっていました。
後半立ち上がりと終盤に決める理想的な形
アマドの先制点は後半開始から5分後。ブルーノ・フェルナンデス(Bruno Fernandes)のクロスに頭で合わせると、ループ気味のヘディングが遠いサイドのコーナーへ吸い込まれました。
さらに試合終了13分前には、自らボールを運んで決めるソロゴールで追加点。試合を通して主導権を握ったユナイテッドが危なげなく2-0で勝利し、新体制にとって弾みのつく結果となりました。
ラツィオ、ポルトを2-1で下し4連勝 順位表トップを固める
ローマのスタディオ・オリンピコでは、ラツィオがポルトを2-1で下し、今季のUEFAヨーロッパリーグで4戦全勝としました。これにより順位表のトップをしっかりと押さえ、主導権を握っています。
守り合いの中で生まれた決勝点
ラツィオは前半終了間際、アレッシオ・ロマニョーリ(Alessio Romagnoli)のヘディングで先制します。しかし、ポルトもスティーブン・ウスタキオ(Stephen Eustaquio)のゴールで追いつき、試合は1-1のまま時間が経過しました。
引き分けかと思われた後半アディショナルタイム、グスタフ・イサクセン(Gustav Isaksen)のクロスにペドロ(Pedro)が反応。ゴール前で合わせて値千金の決勝点を挙げ、ラツィオが土壇場で勝ち点3をもぎ取りました。
3クラブの明暗が示すもの
今回のヨーロッパリーグの結果からは、それぞれのクラブの現在地と課題が垣間見えます。
- トッテナム:これまでの完璧な戦績が途切れ、守備の集中力と規律(退場)が改めて問われる一戦となりました。
- マンチェスター・ユナイテッド:暫定体制のもと、内容と結果がかみ合い始めた印象です。アマド・ディアロという新たな得点源が台頭したことも大きな収穫でしょう。
- ラツィオ:僅差の試合を終盤で勝ち切る勝負強さが光ります。4連勝で順位表のトップを固めたことで、今後の戦いを有利に進められそうです。
ヨーロッパリーグでは、1試合ごとの結果が順位やチームの流れを大きく左右します。トッテナムのように一度つまずいたクラブがどう立て直すのか、ユナイテッドが新体制で安定感を高められるのか、そしてラツィオが連勝をどこまで伸ばせるのか。今後の試合からも目が離せません。
Reference(s):
Tottenham suffer 1st loss at UEFA Europa League to Galatasaray
cgtn.com








