ATPファイナルズ:シナーが無傷で4強入り、フリッツも準決勝進出
男子テニスのシーズン最終戦、ATPファイナルズで世界ランキング1位の座をほぼ手中に収めているヤニック・シナーがラウンドロビン全勝でグループ首位通過を決め、テイラー・フリッツとともに準決勝に進出しました。イタリア・トリノで今週開催されているこの大会で、シナーの勢いが止まりません。
地元トリノで絶好調のシナー
シナーは今週のATPファイナルズでいまだ無敗。ここまで一度もセットを落としておらず、ホームとなるイタリアの観客から大きな声援を受けています。世界ランキング1位のポジションをがっちりつかみつつある中で、今大会はシーズンを締めくくる舞台として最高の形になりつつあります。
今回の勝利で、シナーの連勝は9に伸びました。9月の全米オープン決勝では、地元の声援を受けていたテイラー・フリッツを下し、自身2度目となる四大大会タイトルを獲得したばかり。その勢いをそのままトリノに持ち込んでいる形です。
メドベージェフ撃破でグループ首位通過
現地木曜日に行われたラウンドロビン最終戦で、シナーは2020年大会のチャンピオンであるダニール・メドベージェフに6-3、6-4のストレート勝ちを収め、グループ1位の座を確定させました。試合前の時点で既にベスト4進出を決めていましたが、それでもプレーの質を落とすことなく勝利をものにしました。
試合後、シナーは準決勝に向けた手応えについて「この試合が準決勝への自信につながってくれればうれしい。そこでさらにレベルを上げたい」と語りつつ、「今の自分のプレーにはとても満足している」と冷静に自己評価しました。
全米準優勝のフリッツも4強入り
同じグループからは、全米オープン準優勝のテイラー・フリッツも準決勝進出を決めました。フリッツは9月の全米決勝でシナーに敗れたばかりですが、今大会でもトップ8だけが集うハイレベルな舞台を勝ち抜き、再びシーズンの大一番に名を連ねています。
全米に続き、シーズン最終戦でも2人がそろってベスト4入りしたことで、今大会で再び大一番の舞台で顔を合わせるのかどうかに注目が集まります。
メドベージェフとデミノーは敗退
一方で、メドベージェフはラウンドロビン3試合のうち1勝にとどまり、グループステージ敗退となりました。オーストラリアのアレックス・デ・ミノーも3戦全敗で勝利を挙げることができず、こちらも準決勝進出はなりませんでした。
トップ8が集うATPファイナルズが映す今の男子テニス
男子テニスのATPファイナルズは、その年のトップ8だけが出場できるシーズン最後の大会です。今週のトリノでは、そこでの結果が現在の男子ツアーの力関係を分かりやすく映し出しています。
世界1位を固めつつあるシナーが地元イタリアで圧倒的な強さを見せる一方、全米で躍進したフリッツも着実に大舞台で存在感を示しています。シーズンの締めくくりとなるこの大会で、どのような結末が待っているのか。準決勝以降の戦いからも目が離せません。
Reference(s):
Sinner stays perfect, Fritz advances to semifinals at ATP Finals
cgtn.com








