パオリーニ躍動、イタリアがビリー・ジーン・キング・カップ5度目V
女子テニスの国別対抗戦「ビリー・ジーン・キング・カップ」決勝で、イタリアがスロバキアを2-0で下し、5度目の優勝を飾りました。エースのジャスミン・パオリーニ選手がチームをけん引し、スペイン・マラガで「世界一」の座をつかみました。
イタリア、シングルス2連勝で勝負を決める
ビリー・ジーン・キング・カップ(BJKカップ)の決勝は、水曜日にスペイン南部マラガで行われました。イタリアはシングルス2試合を連取し、ダブルスを待たずにスロバキアとのタイを2-0で締めくくりました。
第1試合:ブロンゼッティが先制
第1シングルスでは、イタリアのルチア・ブロンゼッティ選手がスロバキアのヴィクトリア・フルンチャーコワ選手を6-2、6-4で下しました。試合時間は90分足らずとされ、ストレート勝ちでイタリアに貴重な先勝をもたらしました。
第2試合:世界4位パオリーニが圧巻のストレート勝ち
続く第2シングルスでは、世界ランキング4位のジャスミン・パオリーニ選手が登場。スロバキアのレベッカ・スラムコバ選手(世界43位)と対戦し、6-2、6-1で圧勝しました。
好調のスラムコバ選手は第1セットで2本のブレークポイントをしのいで2-2に追いつきましたが、そこからパオリーニ選手がギアを上げ、第6ゲームでブレークに成功。4-2とリードを広げると、そのまま主導権を握り続けて試合を締めました。
この勝利でイタリアはスロバキアに対して2勝0敗とし、ビリー・ジーン・キング・カップ通算5度目のタイトル、そして2013年以来となる世界一の座を取り戻しました。
パオリーニにとってもキャリア屈指のシーズン
今回の優勝は、パオリーニ選手にとっても充実したシーズンの締めくくりとなりました。彼女は今年、四大大会のローラン・ギャロスとウィンブルドンでいずれも準優勝という快挙を成し遂げています。
個人戦での活躍に加え、国別対抗戦でも代表チームを優勝に導いたことで、パオリーニ選手は名実ともに女子テニス界を代表する存在としての地位を固めつつあると言えるでしょう。
スロバキアの快進撃と初のスペインでの黒星
一方、敗れたスロバキアも今大会で強烈な印象を残しました。2002年に同大会を制しているスロバキアは、これまでスペインで行われたビリー・ジーン・キング・カップのタイで負けたことがありませんでした。
今大会でも、スロバキアはアメリカ、オーストラリア、イギリスを次々と破り、下馬評を覆して決勝まで勝ち上がりました。今回の決勝でイタリアに屈したことでスペインでの連勝は途切れましたが、その戦いぶりは今後への手応えを感じさせるものとなりました。
国別対抗戦が見せる、もう一つのテニスの魅力
今回の決勝は、個々のランキングや実績だけでは測れない「チームとしての強さ」が改めて浮き彫りになった大会でもありました。ブロンゼッティ選手の先勝がパオリーニ選手の勢いをさらに加速させたように、国別対抗戦では一戦ごとの流れがチーム全体に大きな影響を与えます。
イタリアは昨年、決勝でカナダに敗れて準優勝に終わっていましたが、今大会で一歩先に進み、ついにタイトルをつかみました。この「あと一歩」を埋めきった経験は、来季以降のツアーや代表戦にも好影響をもたらしそうです。
欧州勢同士の対戦となった今回の決勝は、日本から見ると少し遠い舞台かもしれません。しかし、ランキング上位のスターだけでなく、ブロンゼッティ選手やスラムコバ選手のような選手たちがチームの中で役割を果たす姿は、テニスというスポーツの奥行きを感じさせてくれます。
試合のポイントまとめ
- 決勝の舞台はスペイン・マラガ、イタリアがスロバキアに2-0で勝利
- 第1シングルスはブロンゼッティ選手が6-2、6-4でフルンチャーコワ選手に勝利
- 第2シングルスは世界4位パオリーニ選手が6-2、6-1でスラムコバ選手に勝利
- イタリアはビリー・ジーン・キング・カップ通算5度目の優勝で、2013年以来の世界一
- スロバキアはアメリカ、オーストラリア、イギリスを破るなど健闘したが、スペインでの無敗記録が決勝でストップ
Reference(s):
cgtn.com








