DFBポカール王者レバークーゼン、10人のバイエルンを1-0撃破
ドイツ杯(DFBポカール)で、王者バイヤー・レバークーゼンが敵地でバイエルン・ミュンヘンを1-0で下し、ベスト8進出を決めました。38歳のマヌエル・ノイアーのキャリア初の退場、今季ドイツ国内公式戦でのバイエルン初黒星など、国際サッカーファンにとっても見逃せない一戦となりました。
10人のバイエルンを沈めたテラの一撃
現地時間火曜日に行われたDFBポカールのノックアウトラウンドで、タイトルホルダーのレバークーゼンは、数的不利のはずのバイエルンに主導権を握られながらも、最小スコアで勝利しました。
前半は互いに激しく主導権を争う展開でしたが、17分に試合が大きく動きます。バイエルンの守護神ノイアーが、自陣ペナルティーエリア外でレバークーゼンのジェレミー・フリンポンを倒してしまい、一発退場となりました。長いキャリアを誇るノイアーにとって、これが初めてのレッドカードです。
それでもバイエルンは、控えGKのダニエル・ペレツを投入し、レロイ・サネを下げる形で布陣を修正。10人になりながらも、キングスレイ・コマンやコンラッド・ライマー、レオン・ゴレツカに決定機が生まれるなど、前半はホームチームがより多くのチャンスをつくりました。
流れをつかめないレバークーゼンでしたが、後半にしたたかに試合を決めます。69分、途中出場からわずか8分後のナタン・テラが、アレックス・グリマルドの正確なクロスに頭で合わせて先制点。これが決勝点となり、レバークーゼンが1-0で勝利しました。
ノイアーの痛恨退場とその言葉
試合後、ノイアーは自身のプレーについて次のように振り返りました。ボールに行こうとしたものの間に合わず、相手がオフサイドであってほしいと望んだが、結果は変えられない。自分のミスであり、受け入れなければならないという、冷静で率直なコメントでした。
この退場により、バイエルンは早い時間帯から10人で戦うことを余儀なくされましたが、それでも内容面では決して劣勢ではありませんでした。それだけに、結果としての敗戦はチームにとって重くのしかかりそうです。
タフな内容でも勝ち切るレバークーゼン
レバークーゼンのセンターバック、ヨナタン・ターは試合後、チームの出来をこう分析しています。ボールを持った時のプレーも、数的優位を得てからの内容もベストではなかったと認めつつ、数的優位に慣れるまで簡単ではなく、前半は焦って早く点を取りに行きすぎたと自己評価しました。
一方で、決して完璧ではなかったが効果的に戦い、そしてテラの決勝ヘッドにつなげることができたと、チームの勝負強さを強調しました。
指揮官のシャビ・アロンソにとっても、この勝利は記録づくめです。アロンソ監督は、これでドイツ杯の指揮を執った9試合すべてで勝利。チームとしてもバイエルン相手に5試合連続で負けなしと、国内の強豪対決で存在感を示し続けています。
エース不在が映した両チームの現在地
この試合では、両チームとも主力ストライカーを欠いていました。レバークーゼンはエースのヴィクター・ボニフェイスを欠き、バイエルンもブンデスリーガ得点王のハリー・ケインが負傷により数週間の離脱中です。
その中で、バイエルンは中盤とウイングの連係からチャンスを構築し、レバークーゼンは交代選手とサイドからの質の高いクロスで勝負するなど、どちらも手持ちのコマを活かした戦い方を見せました。結果としてスコアは1-0でしたが、戦力や戦い方の違いがよく表れた試合だったと言えます。
バイエルンのドイツ杯低迷と今季への影響
今回の敗戦により、ブンデスリーガ首位を走るバイエルンは、今季のドイツ国内公式戦(リーグとカップ)を通じた初黒星を喫しました。また、ドイツ杯では2020年にタイトルを獲得して以来、一度も準決勝に進めていない状況が続くことになります。
一方のレバークーゼンにとっては、王者としてのタイトル防衛に向けて大きな一歩となりました。リーグでも安定した戦いを続ける中、国内カップでも強豪バイエルンを退けたことで、チームとしての自信はさらに高まりそうです。
日本のサッカーファンが注目したいポイント
ブンデスリーガやDFBポカールは、日本でも配信サービスやニュースを通じて日常的に追いかけているファンが増えています。今回の試合は、ヨーロッパのトップレベルで、数的不利やエース不在といった逆境の中でも、どう試合をマネジメントしていくのかを考える材料にもなります。
スタープレーヤーのゴールシーンだけでなく、采配、交代選手の使い方、守備組織の変化などに目を向けると、試合の見え方がぐっと深まります。通勤時間やスキマ時間にハイライトをチェックしつつ、こうした背景を知っておくと、次の試合を見る楽しみも広がりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








