チェルシーが2点差から4-3逆転勝利 トッテナム撃破で首位リバプール追走
イングランド・プレミアリーグで、チェルシーが敵地でトッテナム・ホットスパーに4-3で逆転勝利し、首位リバプールとの差を4ポイントに縮めました。コール・パーマーが2本のPKを決める活躍を見せ、今季の優勝争いでチェルシーが本気でタイトルを狙える存在であることを印象づける一戦となりました。
開始11分で2失点、それでも4-3にひっくり返す
試合は立ち上がりからトッテナムのペースでした。チェルシーの左サイドバック、マルク・ククレジャの2度の痛恨のスリップミスから、ドミニク・ソランケとデヤン・クルセフスキが立て続けにネットを揺らし、ホームのトッテナムは開始11分で2-0と理想的なスタートを切ります。
しかしチェルシーはすぐに反撃。17分にジェイドン・サンチョが鋭いシュートを叩き込み、スコアは2-1に。これで流れをつかんだチェルシーはボール支配を高め、前半のうちに試合の主導権を奪い返しました。
後半に入ると、完全にチェルシーの時間帯に。1時間を少し過ぎたところでチェルシーがPKを獲得し、キッカーを任されたコール・パーマーが冷静に決めて2-2の同点に追いつきます。
さらにチェルシーは畳みかけます。エンソ・フェルナンデスがペナルティエリア外から力強いミドルシュートを叩き込み、ついに逆転。その後も攻勢を続けたチェルシーは、終盤に再びPKを獲得し、パーマーがこの日2本目のPKを沈めて4-2と突き放しました。
後半アディショナルタイムにはトッテナムのソン・フンミンが一矢報いるゴールを決め、スコアは4-3に。しかし反撃もそこまで。チェルシーが2点差をひっくり返す劇的な逆転勝利を収めています。
パーマーが示した決定力 プレミア48試合で50ゴール関与
この試合で最も存在感を放ったのは、やはりコール・パーマーでした。2本のPKをいずれも確実に決め、試合を通じて攻撃の軸として機能。マンチェスター・シティから加入して以来、プレミアリーグ48試合で33ゴール・17アシストと、計50ゴールに関与している数字は、現在のリーグでも屈指の決定力を示しています。
チェルシーのエンツォ・マレスカ監督は試合後、「最初の10〜15分で簡単な2失点をしてしまったが、全体としては我々が試合をコントロールしていた。選手たちのリアクションは、ボールを持っている時も持っていない時も、メンタル的に非常に強かった」と振り返り、チームの対応力を評価しました。
チェルシーはこれで公式戦7試合負けなし、プレミアリーグでは4連勝。今季リーグ最多の35得点を記録しており、その中心にパーマーがいることは疑いようがありません。
チェルシーは2位浮上、トッテナムは11位で苦しい状況
この勝利により、チェルシーは15試合で勝ち点31とし、プレミアリーグ2位に浮上しました。首位リバプールとは4ポイント差ですが、リバプールは週末に予定されていたエバートンとのアウェー戦が強風の影響で延期となっており、消化試合数が1試合少ない状況です。
一方、トッテナムは今週2敗目を喫し、勝ち点20で11位に後退。今季すでに2度、2-0リードから逆転負けを喫しており、試合運びやメンタル面に課題を残しています。試合途中にはセンターバックのクリスティアン・ロメロが負傷でピッチを後にし、守備の安定感にも影響が出ました。
アンジェ・ポステコグルー監督は試合後、「とても痛い敗戦だ。試合の入りは素晴らしかったが、ロメロを失って布陣を組み替えざるを得なかったところから、流れが一気に変わってしまった」とコメント。リードしていながら結果を残せない展開が続いていることに、プレッシャーも高まりつつあります。
「取りこぼし」を許さないチェルシー、混戦の優勝争いへ
2点差を跳ね返す逆転劇は、数字以上に大きな意味を持ちます。アウェーでの難しい一戦で、序盤のミスとビハインドを乗り越え、最後まで攻撃的な姿勢を貫いたチェルシーは、内容面でもタイトル候補らしい強さを見せました。
今季のプレミアリーグは、上位クラブ同士の取りこぼしが順位に直結する展開になりつつあります。そのなかで、チェルシーは「勝てる試合」を確実に勝ち切り、難しい試合も粘り強くひっくり返せるかどうかが、首位リバプールを本格的に脅かせるかの鍵となりそうです。
まだシーズンは折り返し前ですが、このトッテナム戦の4-3は、振り返ったときに優勝争いの転機として語られていても不思議ではありません。ゴール量産を続けるパーマーを中心に、チェルシーがどこまで勝ち点を積み上げられるのか、今後のプレミアリーグの行方から目が離せません。
Reference(s):
Palmer on the spot as Chelsea roar back to beat Tottenham 4-3
cgtn.com








