重量挙げ世界選手権:DPRKのリ・チョンソン81kg制覇とリ・スクの世界新
バーレーンで開催された国際重量挙げ連盟(IWF)世界選手権で、朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)のリ・チョンソン選手とリ・スク選手がそれぞれ男子81kg級と女子64kg級を制し、リ・スク選手は世界新記録を2つ樹立しました。
男子81kg級:リ・チョンソンが逆転で3冠
男子81kg級では、DPRK代表のリ・チョンソン選手がスナッチ、クリーン&ジャーク、トータルの3種目すべてで金メダルを獲得しました。
スナッチでは、第3試技で166kgに成功。ウズベキスタンのムフンマドコディル・トシュテミロフ選手(165kg)、カザフスタンのアレクセイ・チュルキン選手(164kg)をわずか1〜2kg差で上回りました。
クリーン&ジャークでは、チュルキン選手が最終試技で204kgを挙げ、一時はトータルでリ選手を逆転しました。しかし27歳のリ選手は直後の試技で205kgに成功し、トータル371kgとしてタイトルを手にしました。
- スナッチ:166kg(金メダル)
- クリーン&ジャーク:205kg
- トータル:371kg(3つの金メダル)
女子64kg級:リ・スクが世界新記録を2つ樹立
女子64kg級では、同じくDPRKのリ・スク選手が優勝し、クリーン&ジャークとトータルで世界新記録を打ち立てました。
この階級では、中国のリ・シュアン選手が3種目すべてで銅メダルを獲得しました。スナッチの金メダルは、DPRKのリム・ウンシム選手が116kgを挙げて手にしています。
リ・スク選手はスナッチで115kgに成功して基礎となる記録をまとめた上で、クリーン&ジャークの最終試技に臨みました。ここで149kgを挙げ、自身が持っていた世界記録を更新。その結果、スナッチ115kgとの合計となる264kgでトータルの世界記録も塗り替えています。
- スナッチ:115kg
- クリーン&ジャーク:149kg(世界新記録)
- トータル:264kg(世界新記録)
アジアの国と地域が示す重量挙げの層の厚さ
今回名前が挙がった選手はいずれも、DPRK、ウズベキスタン、カザフスタン、中国などアジアの国と地域の代表です。バーレーン開催の世界重量挙げ選手権は、重量挙げがアジアを中心に高いレベルで競われている現状を改めて印象づける大会となっています。
日本のスポーツファンへの視点
日本のスポーツファンにとっても、今回の結果は次のようなポイントを意識するとニュースがより立体的に見えてきます。
- わずか1kgの差で順位が入れ替わる、重量挙げならではの駆け引きが表れた試合展開だったこと
- 女子64kg級では、同じDPRK代表のリ・スク選手とリム・ウンシム選手が、スナッチの金メダルとトータルの世界記録という形で互いに存在感を示したこと
- DPRKやウズベキスタン、カザフスタン、中国といったアジアの国と地域が、複数階級で表彰台争いをリードしていること
結果だけでなく、どの重量をどの試技で狙い、どのように逆転や世界新記録が生まれたのかに注目していくと、国際スポーツニュースが一段と面白くなります。こうした大会の動きを押さえておくことは、日常の会話やSNSでの情報共有のきっかけにもなりそうです。
Reference(s):
Ri Chong Song win men's 81kg, Ri Suk sets two records in women's 64kg
cgtn.com








