世界重量挙げ選手権で中国の呉宴が3冠 女子87キロ級を圧勝【国際ニュース】
中国の重量挙げ選手・呉宴(Wu Yan)選手が、バーレーン・マナマで行われた世界重量挙げ選手権女子87キロ級で、スナッチ・クリーン&ジャーク・合計の3種目すべてで金メダルを獲得しました。圧倒的な内容で3冠を達成したこの結果は、国際スポーツニュースの中でも注目すべき出来事です。
今日のポイント
- 中国の呉宴選手が女子87キロ級で3つの金メダルを独占
- スナッチで8キロのリードを築き、そのまま勝負を決める展開に
- オーストラリアのアイリーン・チカマタナ選手も銀・銅メダルで存在感
呉宴が女子87キロ級を完全制覇
バーレーンの首都マナマで開催された世界重量挙げ選手権の女子87キロ級で、中国の23歳、呉宴選手が他を寄せつけない強さを見せました。種目別と合計を合わせた3つの金メダルをすべて手にし、クラスを完全制覇しています。
国際舞台で若い選手がここまで圧倒的な結果を出すのは簡単ではなく、今回の3冠は、中国女子重量挙げの層の厚さを印象づける結果となりました。
スナッチで主導権、クリーン&ジャークで勝負を決める
まずスナッチでは、呉宴選手が最初の試技115キロを成功させた時点で首位に立ちました。その後、120キロ、122キロと2回目・3回目の試技にも成功し、クリーン&ジャークに進む段階で他の選手に8キロのリードを築きます。
続くクリーン&ジャークでは、2回目の試技で148キロを持ち上げ、この時点でクリーン&ジャークと合計の金メダルを確定させました。最後の3回目では150キロに成功し、合計重量は272キロに到達しました。
- スナッチ:115キロ → 120キロ → 122キロ(3回すべて成功)
- クリーン&ジャーク:148キロ(2回目で金メダル確定)、3回目で150キロ
- 合計:272キロでトータル金メダル
特に、合計272キロという数字は、2位以下の選手を大きく引き離す「完勝」と言える内容です。ミスなく試技を積み重ねながら、最後は自ら記録を押し上げる理想的な試合運びでした。
オーストラリアのチカマタナ選手も健闘
表彰台には、中国だけでなくオーストラリアの選手も名を連ねました。オーストラリアのアイリーン・チカマタナ選手は、クリーン&ジャークと合計で銀メダルを獲得し、スナッチでも銅メダルに入りました。
チカマタナ選手は合計257キロをマークし、呉宴選手に次ぐトータル2位となりました。優勝争いこそ及ばなかったものの、3つのメダルを手にしたことで、オーストラリアの女子重量挙げの存在感を示す結果となっています。
重量挙げをもっと楽しむために:種目の基本
今回の国際ニュースをきっかけに、重量挙げを初めて意識した読者の方もいるかもしれません。試合を理解しやすくするために、種目の基本を簡単に整理します。
- スナッチ:バーベルを床から一気に頭上まで持ち上げる種目。スピードと柔軟性、バランスが問われます。
- クリーン&ジャーク:まず胸のあたりまで引き上げ(クリーン)、そこから頭上に押し上げる(ジャーク)2段階の動きで構成される種目。パワーと技術の両方が重要です。
- 合計(トータル):スナッチとクリーン&ジャークの「最高成功記録」を足した重量で争われ、最終的な順位を決める指標になります。
今回の呉宴選手の3冠は、この3つの指標すべてで他選手を上回ったことを意味します。特に、スナッチの段階で大きなリードを作れたことが、試合全体を優位に進める決め手となりました。
女子重量挙げと国際スポーツの広がり
中国の呉宴選手とオーストラリアのチカマタナ選手が上位を占めた今回の世界重量挙げ選手権女子87キロ級は、アジアとオセアニアの選手が世界の最前線で競い合う構図を示しました。国や地域を超えて競技レベルが高まりつつあることがうかがえます。
また、女子重量挙げは近年、世界的に競技人口や注目度が高まりつつある分野でもあります。数字だけを見ると専門的に感じますが、「どの選手がどの場面で勝負をかけるのか」という視点で見ると、かけ引きや心理戦も含めて楽しめる競技です。
今回の呉宴選手のように、若い世代が世界の舞台で存在感を示すことで、各国・各地域で新たな世代の選手が挑戦しやすくなり、女子スポーツ全体の底上げにもつながっていきます。
これから注目したいポイント
世界重量挙げ選手権の女子87キロ級で3冠を達成した呉宴選手が、この先どの大会でどのような記録を見せるのかは、国際スポーツの重要な見どころの一つになりそうです。
- 今後の国際大会で、今回の272キロという合計記録をどこまで更新していくのか
- アジアやオセアニアをはじめ、他地域の選手がどこまで差を縮めてくるのか
- 女子重量挙げ全体のレベルが、今後数年でどのように進化していくのか
通勤時間やスキマ時間に数字だけを追うのではなく、「記録の裏側にあるストーリー」に目を向けてみると、国際ニュースとしての重量挙げは、意外なほど深く楽しめる競技です。
Reference(s):
Wu Yan sweeps all three golds at World Weightlifting Championships
cgtn.com








