杭州で開催中のクラブ世界選手権 中国の朱婷とコネリアーノが存在感
杭州で開催中のFIVB女子クラブ世界選手権の2日目、イタリアの名門イモコ・バレー・コネリアーノがベトナムのLPバンク・ニンビンを圧倒し、プールBで2連勝を飾りました。中国出身のスター選手・朱婷(しゅ てい)も今大会で5年ぶりにクラブ世界選手権へ戻り、その存在感が大きな注目を集めています。
コネリアーノがプールBで2連勝 朱婷は温存
国際ニュースとしても注目されるFIVB女子クラブ世界選手権は、2日目に入り杭州の会場も熱気を帯びています。イモコ・バレー・コネリアーノは、プールBの2戦目でベトナムのLPバンク・ニンビンと対戦し、
- 第1セット:25-16
- 第2セット:25-8
- 第3セット:25-15
と、すべてのセットを大差で制しました。チームはこの試合で先発メンバーを大きく入れ替え、グループステージ2戦目では朱婷選手を休ませる采配を取りました。過密日程の中で主力を温存しつつ、安定して勝ち切るあたりに、世界トップクラブの層の厚さがうかがえます。
朱婷、5年ぶりのクラブ世界選手権で11得点
30歳になった朱婷選手は、今大会の開幕戦で新クラブのコネリアーノとして初出場を果たしました。ブラジルのデンチル・プライア・クルーベとの初戦では、11得点を挙げて勝利に貢献しています。
この出場は、朱婷選手にとってクラブ世界選手権への5年ぶりの復帰であり、大会出場は通算6回目となります。これまでに中国の広東、天津のクラブに加え、トルコの名門ワクフバンクでもプレーしてきました。長年にわたり複数の強豪クラブで戦ってきた経験が、現在の落ち着いたプレースタイルと存在感につながっているといえます。
会場の杭州には、朱婷選手のプレーを一目見ようと、多くのファンが足を運んでいるとされます。中国のスター選手が欧州の強豪クラブでプレーし、その姿を中国本土で直接見られる機会として、地元のバレーボールファンにとっても特別な大会になっています。
「科学的な起用」でコンディションを最適化
朱婷選手は、新しいクラブでの環境について次のように語っています。
「私たちには素晴らしいコーチと選手がいます。お互いから多くを学ぶことができます。どのクラブでプレーしていても、最高の結果を目指し、ベストのパフォーマンスを出したいと思っています。それが自分自身の成長につながり、応援に来てくれた観客を励ますことにもなります。
新しいクラブでは、コーチやメディカルスタッフが私のために体系的にプランを立ててくれます。そのおかげで、練習や試合の中で自分をうまく調整することができます。すべての試合に出るわけでも、常に練習し続けるわけでもありません。基本的に、私をどのように『科学的に』起用するかをよく理解してくれています」
このコメントからは、キャリアの蓄積とともに、コンディション管理や出場時間の調整を重視する姿勢が読み取れます。全試合フル出場ではなく、計画的に起用されることで、パフォーマンスの質を保ちながら長期的な活躍を目指す、現代的なアスリート像が浮かび上がります。
ファンを「励ます」プレーという目標
朱婷選手は、自身のプレーがファンを励ます存在でありたいとも語っています。単に勝利を目指すだけでなく、観客が勇気づけられたり、何かを感じ取ったりできるようなプレーを志向している点は、トップ選手としての責任感と成熟を感じさせます。
杭州でのクラブ世界選手権は、
- 中国本土で欧州トップクラブのバレーボールを生で体感できる場
- 中国出身のスター選手が、海外クラブでさらに成長した姿を見せる舞台
- 国際ニュースとして、世界のバレーボールの現在地を知る手がかり
としても、注目に値する大会になっています。
これからの大会の見どころ
プールBで連勝スタートを切ったコネリアーノが、今後の決勝ラウンドに向けてどこまで勝ち進むのか。そして、朱婷選手がどの試合で、どのような形で再びコートに立つのかが、今大会の大きな見どころです。
出場時間をコントロールしながらベストパフォーマンスを発揮するという、いわば「科学的な起用」がどこまでチームと本人の力を引き出すのか。杭州から届けられるプレーの一つひとつが、バレーボールファンだけでなく、広くスポーツファンの視線を集め続けそうです。
Reference(s):
China's Zhu Ting and Conegliano shine at Club World Championship
cgtn.com








