ハルビンでアジア冬季競技大会へ50日前 街が大会モード一色に
2025年2月7〜14日に日程が組まれていた第9回アジア冬季競技大会(ハルビン大会)まで50日となった木曜日当時、中国東北部・黒竜江省の省都ハルビンでは、準備が最終段階に入り、街全体が大会ムードに包まれていました。本記事では、そのカウントダウン期の様子をコンパクトに振り返ります。
ハルビンで進む最終準備と高まる熱気
開催日程まで50日となった時点で、アジア冬季競技大会の準備は最終コーナーに入っていました。大会のロゴやスローガンが街のあちこちに掲げられ、通勤や買い物の途中でも大会の存在を自然と意識するような環境がつくられていました。
こうした都市全体の演出は、大会そのものだけでなく、地域の冬の観光シーズンを盛り上げる狙いもあると考えられます。
マスコット「Binbin」「Nini」が人気の撮影スポットに
ハルビンの空の玄関口となる空港、鉄道の利用者が集まる駅、そして市内の代表的な観光地であるセントラルストリートでは、大会マスコットの「Binbin」と「Nini」が来訪者を出迎えていました。
マスコット像の周りには、地元の人びとだけでなく観光客も集まり、スマートフォンで写真や動画を撮影する姿が見られました。SNSに投稿されることで、大会の雰囲気がさらに広く拡散されていったとみられます。
94本の幹線道路に9,000対の旗ざお
市内の幹線道路でも、大会ムードづくりが本格化していました。主な道路94本には、約9,000対の旗ざおが設置され、大会のエンブレムやスローガン、バナーがさまざまな形で掲出されました。
- 通りを彩る旗やバナーが、日常の風景に大会の存在感を加える
- 市民や通行人の視界に繰り返し入ることで、自然と大会への関心や話題が高まる
さらに、冬季シーズンを通じて市内各地に60カ所の氷のランタン展示が設置される計画も示されていました。氷の芸術とスポーツイベントを組み合わせることで、ハルビンらしい冬の顔を印象づける試みといえます。
公式グッズ1,845種類 売上は3億人民元を突破
大会関連の公式ライセンス商品も、すでに豊富なラインナップがそろっていました。開発されたアイテムは1,845種類にのぼり、その売上は3億人民元を超えています。商品ジャンルも18の大きなカテゴリーにまたがり、日用品から記念品まで幅広い層を意識した構成になっていました。
こうしたグッズ展開は、ファンが大会への参加意識を持ちやすくするだけでなく、開催都市にとっては経済効果やブランド発信の面でも重要な要素となります。
国際スポーツイベントが都市にもたらすもの
アジア冬季競技大会のような国際スポーツイベントは、競技そのものだけでなく、開催都市の姿を大きく変えます。今回の準備状況からは、次のようなポイントが読み取れます。
- インフラや景観の整備を通じて、長期的な観光資源づくりにつなげようとする動き
- マスコットや公式グッズを軸に、市民や観光客を巻き込むストーリーづくり
- 冬という季節要因を生かし、氷のランタンなど地域固有の文化と組み合わせる工夫
こうした取り組みは、短期間の大会にとどまらず、その後の街のイメージや人の流れにも影響を与えていきます。
日本の読者への視点:アジアの冬のスポーツ地図
2025年2月7〜14日に日程が組まれていたハルビンでの第9回アジア冬季競技大会は、アジアにおける冬季スポーツの広がりを象徴するイベントの一つといえます。日本の読者にとっても、次のような問いかけが生まれます。
- もし自分の住む街で国際的なスポーツ大会が開かれるとしたら、どのような変化を期待するか
- 冬の観光とスポーツを組み合わせたまちづくりを、日本やアジアの他の都市ではどう展開できるか
ハルビンでの準備の様子は、アジアの都市が冬とスポーツをどう結び付け、世界に発信していくのかを考える一つの手がかりになります。国際ニュースを日本語で追いながら、自分の街や地域の未来像を思い描いてみるきっかけとしても、こうした動きに注目しておきたいところです。
Reference(s):
cgtn.com








