ジョン・パリーが14年ぶり優勝 DPワールドツアー・モーリシャスオープン
国際スポーツニュースとして注目を集めたDPワールドツアーのモーリシャス・オープンで、イングランドのジョン・パリーが通算14アンダーとし、実に14年ぶりとなるツアー2勝目を挙げました。最終日に64をたたき出した逆転劇は、多くのゴルフファンの心に残るラウンドとなりました。
5打差からの猛チャージ 最終日64で通算14アンダー
大会はモーリシャスのグランベイにあるモン・チョワジ・ル・ゴルフで行われました。パリーは最終ラウンドを首位と5打差でスタートしましたが、1イーグル、7バーディー、1ボギーという内容で64のビッグスコアをマークし、通算14アンダーまでスコアを伸ばしました。
このラウンドによってパリーは一足先にホールアウトし、リーダーボードのトップに名前を刻む「クラブハウスターゲット」を設定。後続組のプレーヤーたちにプレッシャーをかける形となりました。
ナイドゥとランプレヒトは2打届かず 南ア勢が2位タイ
優勝争いの鍵を握ったのは、3日目終了時点で首位に並んでいた南アフリカのディラン・ナイドゥでした。パリーのスコアに追いつくためには最終ホールでのイーグルが必要でしたが、それを成し遂げることはできず、逆転のチャンスを逃しました。
その結果、ナイドゥと同じく南アフリカ出身のクリスト・ランプレヒトの2人が通算12アンダーで並び、パリーを2打差で追う2位タイに終わりました。首位と5打差から出た選手が、首位スタートの選手たちをかわす典型的な逆転劇となりました。
クラブハウスリーダーの重み
自分より後に回る選手たちを待つ立場になると、スコアを伸ばすことはもうできません。パリーは通算14アンダーというターゲットを掲げた後、ナイドゥのプレーを見守るしかありませんでした。それだけに、ナイドゥが必要なイーグルを決められなかった瞬間、勝利が確定した喜びはひとしおだったといえます。
前回優勝は2010年 38歳パリーの長い回り道
今回の勝利は、38歳になったパリーにとってツアー2勝目ですが、前回の勝利は2010年9月、フランスで行われたビベンディカップまでさかのぼります。そこから実に14年ものあいだ、ツアーレベルでの優勝から遠ざかっていました。
パリー自身は、下部ツアーであるユーロプロに戻ってプレーしていた時期もあり、ゴルフをやめることさえ考えたと振り返っています。23歳でツアー優勝を経験しながら、その後は思うような結果を残せず、長い時間をかけて再び舞台に戻ってきたことになります。
それでもパリーは、今週の優勝によって、その長い戦いの日々が報われたと感じていると語っています。若くして成功した後の停滞と、そこからの復活というストーリーは、多くのアスリートだけでなく、一般のビジネスパーソンにも重なる部分があるかもしれません。
この優勝から見える3つのポイント
- キャリアは一直線ではないこと:23歳での初優勝から長く勝てない時期を経ても、パリーはツアーの舞台に戻ってきました。
- 一週間の「はまり方」で流れが変わること:モーリシャス・オープンでの1イーグル・7バーディーという爆発的なラウンドは、長年の準備が結実した瞬間でもあります。
- メンタルの粘りの重要性:引退を考えるほどの苦しい時期を経験しながらも、続ける選択をしたことが、今回の14年ぶり優勝につながりました。
読者への問いかけ:自分の「第2章」はどこから始まるか
20〜40代の読者の多くにとって、パリーの38歳での復活は、決して他人事ではありません。仕事や学び、人間関係などで、思い通りにいかない時間が続くことは誰にでもあります。
パリーの物語は、劇的なイーグルやバーディーの数だけでなく、諦める理由がそろっていても続けることを選んだ人の物語としても読むことができます。国際スポーツニュースの一つとしてだけでなく、自分のキャリアや生き方を考える小さなきっかけとして、このモーリシャス・オープンの優勝を捉えてみるのも良さそうです。
Reference(s):
Parry ends 14-year wait for 2nd DP World Tour win at Mauritius Open
cgtn.com








