エムバペが「どん底」から復活 レアルがセビージャ4-2、ラ・リーガ2位浮上
レアル、セビージャに4-2 エムバペ躍動でラ・リーガ2位浮上
土曜日に行われたスペイン1部リーグ(ラ・リーガ)の一戦で、レアル・マドリードがセビージャを4-2で下し、首位に立ったアトレティコ・マドリードを追う2位に浮上しました。今夏パリ・サンジェルマンから加入したキリアン・エムバペが得点とアシストで存在感を示し、クラブレジェンドのヘスス・ナバスがセビージャでのラストマッチを迎えるという、ドラマ性の高い一戦となりました。
エムバペ「どん底」からの再スタート
試合前、レアルのカルロ・アンチェロッティ監督は、今夏加入したエムバペについて「適応期間は終わった」と語っていました。その言葉どおり、この日のエムバペは前線で強い存在感を放ち、今季公式戦14点目となるゴールをマークしました。
エムバペ自身も、「まだ自分の持っているものをすべて見せ切れてはいないが、ここ数試合で良くなっている」と手応えを口にしています。特に、ビルバオ戦でPKを外し「どん底まで落ちた」と感じたことが、大きな転機になったと明かしました。「このユニフォームのためにすべてを捧げ、自分の個性を示さなければいけない」と語る姿からは、エースとしての覚悟がうかがえます。
攻撃陣がそろい踏み、4ゴールショー
この試合ではエムバペのゴールに加え、中盤のフェデ・バルベルデが遠距離からの鮮やかな一撃を決め、ロドリゴ・ゴエスも得点。さらにエムバペの巧みなパスからブラヒム・ディアスがゴールネットを揺らし、レアルは多彩な攻撃でセビージャ守備陣を押し込みました。
攻撃陣がまんべんなく得点したことで、レアルのオフェンスが特定の選手頼みではなく、複数のオプションを持つことを示したと言えます。エムバペの存在は依然として大きいものの、周囲の選手との連係が深まりつつあることが、この4得点に表れています。
アトレティコが首位でクリスマス、レアルは1ポイント差
同じ土曜日には、アトレティコ・マドリードがバルセロナを下し、クリスマス時点での首位を確保しました。この結果を受け、レアルはセビージャ戦の勝利で首位アトレティコとの勝ち点差を1に縮めると同時に、「つまずくライバル」となったバルセロナをかわして2位に浮上しています。
ホームでのこの快勝は、タイトルレースに踏みとどまるうえで大きな意味を持つ一戦となりました。終盤戦に向け、アトレティコ、レアル、バルセロナの三つどもえの構図がどのように動いていくのか、ラ・リーガの行方から目が離せません。
ナバス、セビージャでのラストマッチ
一方のセビージャにとって、この試合はベテランDFヘスス・ナバスにとってクラブでのラストゲームとなりました。クラブに長年貢献してきたナバスにとって特別な一日でしたが、チームとしてはレアルに主導権を握られる苦しい展開が続きました。
セビージャはイサック・ロメロとドディ・ルケバキオが得点を挙げましたが、内容面ではレアルに大きく押し込まれた印象です。攻撃面での迫力は見せたものの、守備の場面で個々と組織の両方に課題を残したと言えるでしょう。
今回の試合から見えること
- エムバペは公式戦14ゴール目を記録し、適応期を越えてエースとしての存在感を強めている。
- バルベルデ、ロドリゴ、ブラヒムと多くの選手が得点に絡み、レアルの攻撃の選択肢が増えている。
- アトレティコがクリスマス時点で首位を維持する一方、レアルは勝ち点1差で追走し、バルセロナはつまずき気味。
- セビージャはナバスのラストマッチを白星で飾れず、守備面の立て直しが急務となっている。
エムバペ自身が語るように、ビルバオ戦でのPK失敗を「どん底」ととらえたことが、ここ数試合のパフォーマンス向上につながっているようです。今回の試合は、その復調ぶりを象徴するような内容でした。
ラ・リーガのシーズンはこれからさらに佳境に入ります。エムバペとレアルがどこまでギアを上げ、アトレティコやバルセロナを巻き込んだ優勝争いがどのような結末を迎えるのか、今後の一戦一戦が注目されます。
Reference(s):
Mbappe back from 'bottom' as Real down Sevilla, Navas bids farewell
cgtn.com








