プレミアリーグ:アーセナルがイプスウィッチ撃破で2位浮上、首位リバプールを追走
イングランド・プレミアリーグでアーセナルがホームでイプスウィッチ・タウンに1−0で勝利し、勝ち点36で2位に浮上しました。首位リバプールとの勝ち点差は6。年末に向けて、タイトル争いに踏みとどまる大きな一勝となりました。
冷え込む金曜夜、ハフェルツの一撃で決着
試合は北ロンドンの冷え込む金曜夜に行われました。相手はリーグで苦戦が続くイプスウィッチ・タウン。スコアだけ見れば1−0ですが、内容としてはアーセナルが危なげなく主導権を握る展開でした。
前半は、主力のブカヨ・サカが負傷で欠場した影響もあり、アーセナルの攻撃はやや停滞。最初のシュートが出たのは開始19分と、普段より立ち上がりに時間がかかりました。
それでも23分、レアンドロ・トロサールが左サイドから鋭い折り返しを入れると、ゴール前に走り込んだカイ・ハフェルツが冷静に流し込み先制。今季公式戦6点目となるこのゴールが結局決勝点となりました。
追加点欠くも完封で勝ち切る
後半立ち上がりには、イプスウィッチが約10分ほど圧力を強める時間帯もありましたが、その時間をしのぐと流れは再びアーセナルへ。そこからはホームチームが試合を落ち着かせ、危険な場面をほとんど作らせませんでした。
むしろ追加点のチャンスはアーセナルに何度も訪れます。コーナーキックからは、セットプレーで得点を重ねているガブリエウ・マガリャンイスがフリーでヘディングするも、わずかに枠の外へ。さらに、キャプテンのマルティン・ウーデゴールは、中盤からドリブルで持ち上がりエリア内へ侵入しましたが、最後のシュートはバーを越えました。
結果的にスコアは動かず1−0のまま終了。それでも守備陣は集中を切らさず、完封勝利で勝ち点3を積み上げています。
勝ち点36で2位、首位リバプールを追う構図
今回の勝利でアーセナルは勝ち点36となり、首位リバプール(42・1試合未消化)との差を6に縮めました。ロンドンのライバルであるチェルシー(35)と、今季のサプライズと評されるノッティンガム・フォレスト(34)をかわしての2位浮上です。
ミケル・アルテタ監督は試合後、チームの内容と安定感を強調しています。
「勝利とクリーンシート、そして試合の多くの時間帯での出来にとても満足しています。本当はもっと多くのゴールを決めるべきでしたが、重要なのは一貫性です。チームは今回もほとんど何も相手に与えませんでした」と振り返りました。
さらに、今季ここまでの難しさについても触れました。
「今季はたびたび10人で戦わなければならない展開があり、ケガ人も多く出ました。その状況を考えれば、今の順位にいるのは悪くありません。ただし、私たちが目指しているのは今の位置ではなく首位です。1位になりたいのです」と、タイトルへの意欲をあらためて示しています。
サカ不在で見えた攻撃の課題
この試合では、創造性の高いブカヨ・サカを欠いたことで、アーセナルの攻撃は立ち上がりからリズムをつかむのに時間がかかりました。19分までシュートゼロという数字は、普段のアーセナルからするとやや物足りないものです。
一方で、その中でもゴールをこじ開けたハフェルツとトロサールの連係は、今後のオプションとして大きな意味を持ちます。サイドからの鋭いクロスと、ゴール前へのタイミングの良い飛び込みというシンプルな形で得点できたことは、タイトな日程を戦ううえで重要な武器になり得ます。
決定機を決め切れなかった場面もありましたが、「内容では上回りつつもスコアは最小限」という試合を落とさなかった点は、優勝争いを続けるチームにとって大きなポイントと言えます。
年末年始の過密日程、アーセナルの次の相手は?
プレミアリーグは年末年始にかけて過密日程が続きます。アーセナルも例外ではなく、今後は次のようなスケジュールが予定されています。
- 元日:ブレントフォードの本拠地をアウェー訪問
- 1月4日:ブライトン&ホーヴ・アルビオンと対戦
- その後:国内カップ戦が2試合
- 1月15日:ホームでトッテナム・ホットスパーとのロンドン・ダービー
ブレントフォード、ブライトンとのアウェー戦に加え、因縁深いトッテナムとのダービーが控えるなど、気を抜けない試合が続きます。どの試合でも取りこぼしが許されない一方で、ここで連勝できれば首位リバプールへのプレッシャーを一気に高めることができます。
「勝ち切れるチーム」になれるかが優勝争いのカギ
今回のイプスウィッチ戦は、華やかなゴールラッシュこそありませんでしたが、「必要なときに1点を取り、守り切る」という強豪らしい勝ち方を示した試合でもありました。
決定力不足や負傷者の影響など、アーセナルには依然として課題もあります。しかし、苦しい内容でも勝ち点3を積み上げ続けられるかどうかが、長丁場のプレミアリーグを制するうえでの重要な条件です。
首位リバプールとの勝ち点差6という状況で迎える年末年始。アーセナルがこのまま「取りこぼさないチーム」として成長できるのか、今後の試合は日本のサッカーファンにとっても要注目です。
Reference(s):
Arsenal climb to second place with 1-0 victory over struggling Ipswich
cgtn.com








