中国バスケCBA:深圳が浙江の10連勝阻止、福建は15連敗ストップ
中国プロバスケットボールリーグCBAで、深圳レパーズが浙江ゴールデンブルズの10連勝を止め、福建スタージョンズが15連敗から抜け出しました。下位にいるチームが上位勢を揺さぶる番狂わせが続き、リーグの行方に新たな注目が集まっています。
深圳レパーズ、敵地で浙江の10連勝にストップ
火曜日に行われた中国バスケットボール協会(CBA)の試合で、深圳レパーズが敵地で浙江ゴールデンブルズを105対102で破り、浙江の10連勝を止めました。順位表の下位に沈む深圳にとって、内容・結果ともに価値の大きい勝利となりました。
第1クォーターは21対21の互角
試合は立ち上がりから互角の展開でした。第1クォーターは21対21の同点で終了し、どちらも主導権をつかみ切れません。第2クォーターに入ると、浙江がようやくリズムをつかみ始め、Wang Ziluの3ポイントシュートで一時は7点差をつけます。
しかしここから深圳が反撃します。トレバー・トンプソンがインサイドで存在感を発揮し、ソニー・ウィームスの単独突破に続いてダブルチームのマークをものともせずゴール下を決めます。さらに巧みなフットワークから得点を重ね、第2クォーター終盤には点差を広げ、前半終了時には深圳が14点リードと一気に主導権を握りました。
ガブ・ヨークの猛追も一歩届かず
後半に入ると、浙江もこのままでは終われないと猛反撃に出ます。中心となったのはガブ・ヨークでした。力強いドライブで深圳のリードを6点差まで縮めると、残り12.3秒には3ポイントラインの外から鮮やかなシュートを沈め、ついに2点差まで迫ります。
それでも最後のワンポゼッションを守り切ったのは深圳でした。ヨークの土壇場の3ポイントにも動じず、冷静に時間を使いながらリードを保って逃げ切り。敵地での接戦を制し、上位を走る浙江の勢いに待ったをかけました。
福建スタージョンズ、ホームで15連敗に終止符
同じ日に行われた別の一戦では、福建スタージョンズがホームで江蘇ドラゴンズに103対96で勝利し、長く続いていた15連敗に終止符を打ちました。福建は開幕から23試合でわずか1勝と苦しみ、江蘇も3勝21敗と不振にあえぐなど、今季はともに下位に低迷してきたチーム同士の対決でした。
立ち上がりは江蘇が主導権
試合の入りはアウェーの江蘇が主導権を握ります。序盤から11対2のラン(連続得点)で一気にリードを広げ、第1クォーター終了時点で7点差をつけました。福建は第2クォーターで点差をじわじわ詰めたものの、前半終了時はなお江蘇がリードを保ちます。
ゾウ・ヤンとゼン・リンシュアンが流れを変える
転機となったのは第3クォーターです。若手のゾウ・ヤン(Zou Yang)とゼン・リンシュアン(Zeng Lingxuan)が積極的なプレーで攻撃をけん引し、福建はこの10分間で一気に試合をひっくり返しました。第3クォーター終了時には福建が3点リードとし、ホームの雰囲気も一気に盛り上がります。
第4クォーター序盤にはゾウ・ヤンが5得点を立て続けに挙げ、リードを最大11点差に広げます。その後も福建は集中力を切らさず、江蘇の追い上げをかわしてリードを守り切りました。試合を通じて福建はゾウ・ヤンとゼン・リンシュアンを含む3選手が20点超えの活躍を見せ、チームとして久々の白星をつかみました。
下位からの番狂わせが示すCBAの拮抗ぶり
上位チームの連勝を止める深圳の勝利と、最下位に沈んでいた福建の連敗脱出。今回の2試合は、今季のCBAが単純な戦力差だけでは語れない、拮抗したリーグであることを改めて示しました。
数字だけを見れば、深圳や福建は決して好成績とはいえません。それでも、ひとつの試合での集中力やゲームプラン次第で、連勝中の強豪を相手にしても勝機をつかめることを証明した形です。
今回の結果から、次のようなポイントが浮かび上がります。
- 深圳にとって、敵地での接戦を制し浙江の連勝を止めたことは、今季の流れを変えるきっかけになり得ます。
- 福建は15連敗を断ち切りシーズン2勝目を挙げたことで、若手中心のチームに自信と経験をもたらしました。
- 下位にいるチームでも、ゲームごとの修正と精神面の立て直し次第で、リーグ全体の勢力図を揺さぶる存在になり得ることが明らかになりました。
シーズンはまだ続きます。上位争いだけでなく、下位からの巻き返しや若手選手の台頭にも注目していくことで、中国プロバスケットボールCBAの面白さがいっそう立体的に見えてきそうです。
Reference(s):
CBA: Shenzhen end Zhejiang's winning run, Fujian beat Jiangsu
cgtn.com








