テニスATP香港オープン:中国本土19歳シャンが逆転4強入り、次戦は錦織圭
テニスの国際大会・ATP香港オープンで、中国本土出身の19歳シャン・ジュンチェンがハンガリーのファビアン・マロジャンを逆転で下し、シングルス準決勝進出を決めました。次戦では日本の錦織圭と対戦することになり、アジアのテニスファンの視線が一気に集まっています。
マロジャンを相手に1セットダウンからの逆転
シャンは、今大会で3人目の準決勝進出者となりました。金曜に行われた試合では、25歳のマロジャンと対戦。マロジャンは直前の試合でロシアの第1シード、アンドレイ・ルブレフを破っており、勢いに乗ってこの一戦に臨んでいました。
その流れのまま、第1セットはマロジャンが6-1で圧倒。シャンは主導権を握られ、厳しい立ち上がりとなりました。
しかし第2セットに入ると、シャンが持ち前のスピードを生かして反撃を開始します。鋭いショットでブレークポイントをつかみ、鋭くスライスを切り込むウィナーでブレークに成功。第2セットを6-3で奪い返しました。
ファイナルセットでも流れはシャンに傾きます。先にリードを広げると、そのまま主導権をキープ。最後はマロジャンのフォアハンドがコート外へと飛び出し、シャンが第3セットを6-4で締めくくりました。
今年1月の香港4強が飛躍のきっかけに
シャンにとって香港は、まさに飛躍の舞台となっています。今年1月の香港大会で4強入りしたことが、キャリアの大きな転換点となりました。
その活躍を足がかりに、シャンは今年5月、中国本土出身の10代選手として初めて世界ランキングのトップ100入りを果たします。現在のランキングは50位で、アジア男子テニス界を代表する若手の一人として存在感を高めています。
準決勝は日本の錦織圭と対戦
準決勝でシャンが対戦するのは、日本のワイルドカード(主催者推薦枠)で出場している錦織圭です。錦織は、イギリスのキャメロン・ノリーを下して4強入りを決め、シャンとの顔合わせが実現しました。
10代で勢いに乗るシャンと、長年ツアーを戦ってきた錦織。世代の異なる二人が香港でどのようなテニスを見せるのか、注目度の高い一戦になりそうです。
注目ポイント
- シャンのスピードと鋭いリターンが、要所でどこまで錦織を追い詰められるか
- リードされても崩れないシャンのメンタルが、再び逆転劇を生むのか
- アジア開催の大会ならではの声援が、両選手にどのような影響を与えるか
アジア男子テニスに広がる可能性
今年のATP香港オープンでは、中国本土の若い選手と日本のトップ選手が同じステージでタイトルを争う構図が生まれました。これは、アジア男子テニス全体の存在感が高まっていることを象徴する出来事だといえます。
四大大会だけでなく、香港のようなアジア開催のツアー大会に目を向けることで、新しいスターが頭角を現す瞬間にいち早く気づくことができます。シャン対錦織の準決勝は、その象徴的な一戦として、今後のアジアテニスの流れを占う試合になるかもしれません。
結果がどう転んでも、この試合を通じて、次世代とベテランが交差する物語がまた一つ生まれようとしています。
Reference(s):
Shang sees off Maroszan for place in ATP Hong Kong Open semifinals
cgtn.com








