スペイン・スーパーカップ準決勝 バルセロナがビルバオ下し決勝進出
サッカーのスペイン・スーパーカップ準決勝がジッダで行われ、バルセロナがアスレチック・ビルバオを2−0で下して3季連続の決勝進出を決めました。ゴールを決めたのは、ともに若いガビとラミネ・ヤマル。国際サッカーを追う日本語読者にとっても注目の一戦となりました。
ガビとラミネ・ヤマルが決めた2ゴール
スペイン・スーパーカップ準決勝は、水曜日にジッダで行われました。バルセロナは開始直後から主導権を握り、若手のガビとラミネ・ヤマルのゴールでビルバオに2−0で勝利し、決勝に駒を進めました。
前半の17分、先制点を奪ったのはガビでした。ペドリがペナルティーエリア脇のアレハンドロ・バルデにパスを通し、バルデがゴール前へ折り返すと、ガビがゴールほぼ正面、ゴールエリアのすぐ外からシュート。相手GKウナイ・シモンの股間を抜く冷静な一撃でネットを揺らしました。
この試合での勝利により、バルセロナはスペイン・スーパーカップで通算14度目のタイトル獲得へ向けて、再び決勝の舞台に立つことになります。同大会で最も多くのトロフィーを手にしてきたクラブとして、その地位をさらに固めるチャンスを手にした形です。
序盤から主導権を握ったバルセロナ
試合の最初の決定機をつくったのは、バルセロナのラフィーニャでした。アクロバティックなボレーシュートはクロスバーを越え、その後の強烈なフリーキックはシモンに弾き出されましたが、バルセロナは立ち上がりからビルバオ守備陣を押し込みます。
先制後も追加点のチャンスは続きました。ラミネ・ヤマルのスルーパスからラフィーニャがGKと1対1の場面を迎えますが、ここはシモンの正面を突いてしまい、リードを広げることはできませんでした。
盛り返したビルバオと守護神シュチェスニ
飲水タイム以降、アスレチック・ビルバオもようやくチャンスをつくり始めます。左サイドバックのユーリ・ベルチチェが鋭いグラウンダーのクロスをゴール前へ送りましたが、ゴール前で合わせようとしていたゴルカ・グルルゼタの前で、バルセロナのGKボイチェフ・シュチェスニが素早く倒れ込み、ボールをキャッチしました。
前半終了間際には、ビルバオのイニャキ・ウィリアムズがエリア内で決定機を迎えます。しかし、このシュートもシュチェスニがセーブ。バルセロナは守護神の落ち着いた対応で、1点リードのままハーフタイムを迎えました。
復帰戦で輝いたラミネ・ヤマル
後半に試合を決定づけたのは、ケガ明けのラミネ・ヤマルでした。ヤマルは足首の負傷で直近2試合を欠場していましたが、そのパフォーマンスは先発起用を決断したハンジ・フリック監督の期待に応えるものとなりました。
後半開始から7分後、今度はガビがアシスト役になります。ガビが前線へ送った前向きのパスを、ヤマルがターンしながら巧みにコントロール。そのままエリア内へ持ち込み、右足でシモンの守るゴールを冷静に射抜いて2点目を奪いました。
このゴールでリードを広げたバルセロナは、試合の流れを完全に掌握します。負傷の影響が残るニコ・ウィリアムズはビルバオの先発から外れていましたが、チームがビハインドを負う中で途中出場。しかし、最大のチャンスはやはり兄のイニャキに訪れ、好位置から放ったシュートはゴール枠を外れてしまいました。
終盤には、オスカル・デ・マルコスとイニャキ・ウィリアムズがそれぞれネットを揺らしたものの、いずれもオフサイドの判定でノーゴール。バルセロナは危なげなくクリーンシート(無失点)を守り切り、決勝行きの切符を手にしました。
日曜の決勝へ レアルかマジョルカか
バルセロナは、この勝利でスペイン・スーパーカップ決勝進出を決め、3季連続でタイトルに王手をかけることになりました。決勝の相手は、木曜日に行われるもう一つの準決勝、レアル・マドリード対マジョルカの勝者です。決勝は日曜日に予定されており、バルセロナにとっては通算15度目のタイトル獲得を狙う重要な一戦となります。
CSDがオルモとパウ・ビクトルの暫定登録を承認
ピッチ外では、スペインのスポーツを管轄する国立スポーツ評議会(CSD)が、水曜日にバルセロナのダニ・オルモとパウ・ビクトルの暫定登録を認める決定を下しました。この決定が下されたタイミングは、ビルバオ戦には間に合いませんでしたが、両選手は日曜の決勝から出場可能となります。
重要な決勝を前に、登録問題が整理され、バルセロナは起用できる選手の幅が広がることになります。若手が結果を残しているチームに、さらに新たなオプションが加わることで、決勝での戦い方にも注目が集まりそうです。
この試合から見えるバルセロナの現在地
スペイン・スーパーカップ準決勝は、バルセロナの現在地を測るうえで興味深い内容となりました。国際サッカーに関心の高い日本の読者にとっても、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
- ガビとラミネ・ヤマルという若い攻撃陣が、大舞台で結果を残したこと
- 序盤から積極的に主導権を握り、試合の流れを自分たちのものにしたこと
- ビルバオの反撃をGKシュチェスニの好守でしのぎ、無失点で終えたこと
- ダニ・オルモとパウ・ビクトルの暫定登録が決まり、決勝に向けて選手層が厚くなったこと
スペイン・スーパーカップは、シーズン中盤にクラブの勢いを映し出す大会でもあります。若手がチームの中心として躍動するバルセロナが、日曜の決勝でどのようなサッカーを見せるのか。国際ニュースとしても、今後の動きを追っていく価値のあるテーマと言えそうです。
Reference(s):
Barcelona into Spanish Super Cup final with 2-0 win over Bilbao
cgtn.com








