バルセロナがレアルを5-2粉砕 スペイン・スーパーカップ制覇
サッカーのスペイン・スーパーカップ決勝が現地時間の日曜日に行われ、バルセロナがレアル・マドリードを5対2で下し、大会最多を更新する15度目のタイトルを手にしました。前半だけで4得点を奪う圧巻の内容で、ハンジ・フリック監督にとって就任後初のトロフィーとなります。
前半だけで4得点 早い時間の失点から一気の逆襲
試合は立ち上がりから動きました。レアルはフランス人FWキリアン・エムバペが自陣近くからのロングスプリントでバルサ守備網を切り裂き、5分にゴール右隅へ決めて先制します。ラ・リーガで首位に立つレアルにとっては理想的な入り方に見えました。
しかしそのリードは長く続きません。22分にラミネ・ヤマルが同点弾を決めると、その14分後にはガビがエドゥアルド・カマヴィンガのファウルを受けて得たPKをロベルト・レヴァンドフスキが沈め、バルサが逆転に成功しました。
39分にはジュール・クンデのロングクロスからラフィーニャが見事なヘディングシュートを決めてリードを広げ、前半アディショナルタイムには、レアルのコーナーキックをしのいだ流れから、ヤマルのスルーパスを受けたラフィーニャがボールを残し、それを追い越したアレハンドロ・バルデが押し込んで4点目。わずか45分の間にスコアを1対4とし、試合を大きく引き寄せました。
バルサは前半30分前にDFイニゴ・マルティネスが負傷交代し、ロナルド・アラウホが投入されるアクシデントもありましたが、それでも守備のバランスを大きく崩すことなく試合を進めました。
退場と失点、それでも崩れなかったバルサ
後半に入ると、反撃に出たレアルはロドリゴがいきなりクロスバー直撃のシュートを放ち、試合の流れを変えるかに見えました。しかしその数分後、ラフィーニャがレアル守備陣をスラロームのようにかわして5点目を奪い、スコアは5対1に。バルサが主導権を握り続けます。
バルサは56分に試合の流れを左右しかねないアクシデントに見舞われます。GKヴォイチェフ・シュチェスニーがエムバペを倒して退場処分となり、バルサは残り時間を10人で戦うことに。フリーキックからは交代出場のイニャキ・ペーニャが守るゴールをロドリゴに破られ、5対2と点差を詰められました。
それでもバルサ守備陣はその後、集中を切らしませんでした。レアルはその後、終盤のエムバペのシュートをペーニャに阻まれる場面を除き、退場後から試合終了まで枠内シュートを記録できず、数的優位を生かしきれませんでした。
フリック監督、就任後初タイトル「次の試合で証明し続ける」
バルサにとっては、昨季は無冠に終わって以来、1年以上ぶりとなる待望のトロフィーです。ハンジ・フリック監督は試合後の会見で「ビッグクラブの目標は、常にタイトルを勝ち取ること。そのために私たちはハードワークをしてきた。だが、これを次の試合でも示し続けなければならない」と強調しました。
また、フリック監督は「レアルは多くのミスを犯し、私たちはそれをうまく突いて試合をコントロールできた」と分析。前半の徹底したカウンターと決定力の高さが、この大一番での大勝につながったといえます。
アンチェロッティ監督「負けるにしても、あの前半のようではいけない」
一方、今季すでにアタランタとのヨーロッパ・スーパーカップ、メキシコのパチューカとのインターコンチネンタルカップを制し、3冠目を狙っていたレアルにとっては痛恨の敗戦となりました。
カルロ・アンチェロッティ監督は試合後、「前半、私たちはサッカーをしていなかった。ロングボールを蹴るだけで、それは我々がやろうとしていたことではない」とチームの戦い方を厳しく批判。「試合に負けることはある。だが、前半のような内容ではいけないと選手たちに伝えた」と振り返りました。
ラ・リーガの行方とクラシコの新しい力関係
リーグ戦では、19試合を終えてレアルがバルサに勝ち点5差をつけて首位に立っています。それでも、今回のスーパーカップ決勝は、タイトルレースの行方や両クラブのメンタルに少なからぬ影響を与えそうです。
スペイン・スーパーカップ決勝での対戦はこれで3年連続。昨年はアンチェロッティ監督率いるレアルが制し、その前の2023年大会ではバルサが勝利していました。今回、バルサが再びタイトルを奪い返したことで、伝統のクラシコはあらためて拮抗したライバル関係であることを示したとも言えます。
レアルが依然としてリーグ首位を走る一方で、公式戦のタイトル争いではバルサが一矢報いた格好です。シーズン後半戦に向け、両クラブの戦いぶりと次のクラシコからますます目が離せません。
Reference(s):
Barcelona thrash Real Madrid 5-2 in Spanish Super Cup thriller
cgtn.com








