CBA第34節:中国バスケで新疆と浙江が躍動、プレーオフ争いが加速
中国バスケットボール協会(CBA)の第34節が木曜夜に行われ、新疆フライングタイガースがジリン・ノースイーストタイガースを137対120で下してプレーオフ進出を決めました。リーグ首位の浙江ライオンズも昨季王者の遼寧フライングレオパーズに逆転勝利し、中国バスケの上位争いが一段と激しさを増しています。
新疆がジリンを撃破、ピーターソンが古巣相手に35得点
新疆はジリンとの一戦で、クエンティン・ピーターソンが35得点と躍動しました。古巣対決となったこの試合で、ピーターソンは前半だけで3点シュートを5本沈め、チームを67対54のリードで折り返しに導きました。
後半に入っても新疆の勢いは衰えず、インサイドとアウトサイドをバランス良く使う攻撃で着実に点差を広げました。試合終盤にはジャオ・ルイ(Zhao Rui)の3点シュートが決まり、アウェーの新疆はリードを一時25点差まで広げています。
ジリンはチェコ出身のトマシュ・キズリンクがゲームハイの45得点と気を吐きましたが、反撃は及ばず。最終的に新疆が137対120で勝利し、プレーオフへの切符を手にしました。
外国籍選手が攻撃の軸を担いながらも、チームとして内外を織り交ぜるスタイルは、近年のCBAだけでなく世界のバスケットボールで主流となっている形です。アウトサイドから一気に主導権を握った新疆の戦い方は、レギュラーシーズン終盤に向けた戦い方の一つのモデルと言えそうです。
首位浙江が昨季王者遼寧に逆転勝ち
もう一つの注目カードとなった浙江ライオンズ対遼寧フライングレオパーズの一戦では、前半は昨季王者の遼寧が一時10点差をつけてリードしました。しかしホームの浙江は我慢強く食らいつき、第4クオーターで一気に主導権を奪い返し、最終的に108対93で勝利しました。
浙江を支えたのは、フー・ジンチウ(Hu Jinqiu)の存在です。フーは27得点9リバウンドと、インサイドで攻守にわたり高い貢献を見せました。要所で得点を重ねるクラッチなプレーが光り、首位チームとしての安定感を示しています。
序盤にリードを許しても、第4クオーターで試合をひっくり返す展開は、チームの総合力とゲームプランの柔軟さを物語ります。上位同士の直接対決を制した浙江は、首位固めに向けて大きな一勝を手にしたと言えるでしょう。
CBA第34節のその他の試合結果
第34節では、他にも各地で接戦や大差のゲームが生まれました。主な結果は次の通りです。
- 江蘇ドラゴンズ 99 – 93 天津パイオニアーズ
- 山東ヒーローズ 112 – 102 寧波ロケッツ
- 浙江ゴールデンブルズ 134 – 112 福建スタージョンズ
- 上海シャークス 115 – 81 広東サザンタイガース
- 北京ダックス 104 – 86 深センレオパーズ
- 北京ロイヤルファイターズ 116 – 113 広州ロングライオンズ
- 青島イーグルス 104 – 93 四川ブルーホエールズ
スコアだけを見ても、100点ゲームが続出していることが分かります。高い得点力とテンポの速い展開は、現在のCBAの特徴の一つだと言えるでしょう。
アジアバスケから見えるトレンド
今回のCBA第34節では、ピーターソンやキズリンク、フー・ジンチウといった選手が、それぞれの持ち味を発揮しながら試合を動かしました。大量得点ゲームや逆転劇が続く背景には、3点シュート重視のオフェンスや、選手層の厚さが大きく影響しているように見えます。
日本のBリーグやNBAを追いかけているバスケットボールファンにとっても、中国バスケの動きは見逃せません。アジアのトップリーグ同士がどのようなスタイルで競い合っているのかを知ることで、選手育成や戦術のトレンドをより立体的に捉えることができます。
2025年12月現在、CBAではプレーオフ争いが本格化しつつあります。今回プレーオフ進出を決めた新疆と、首位を走る浙江が、この先どのような戦いを見せるのか。アジアのバスケットボールシーンを追う上で、引き続き注目したいところです。
Reference(s):
cgtn.com








