全豪オープン女子決勝 サバレンカ対キーズの見どころ
テニスの四大大会のひとつである全豪オープンの女子シングルスで、ディフェンディングチャンピオンのアリーナ・サバレンカと、第19シードのマディソン・キーズが決勝で顔を合わせます。木曜日に行われた準決勝で対照的な勝ち上がりを見せた2人の対戦は、今大会屈指のパワー対パワーの一戦になりそうです。
サバレンカは危なげなく連覇へ前進
トップシードのサバレンカは、ロッド・レーバー・アリーナで行われた準決勝で、第11シードのパウラ・バドサを6-4、6-2のストレートで下しました。試合時間は1時間26分と比較的短く、要所で集中力を高めた落ち着いた内容でした。
力強いサーブと攻撃的なストロークで主導権を握り続けたサバレンカは、ラリーでも無理に狙いすぎず、ミスを抑えながらポイントを重ねました。タイトル防衛を狙う立場でありながら、プレッシャーを感じさせないパフォーマンスだったと言えます。
キーズはシフィオンテク撃破の大逆転
一方のキーズは、木曜深夜の準決勝で、第2シードのイガ・シフィオンテクを5-7、6-1、7-6で破る金星を挙げました。2017年全米オープン準優勝の実績を持つキーズにとっても、今大会で最もタフな試合のひとつとなりました。
第1セットを落としながらも、第2セットでは一気にギアを上げて6-1と取り返し、勝負はファイナルセットへ。最終セットはタイブレークにもつれ込む神経戦となりましたが、キーズは強烈なサーブとフォアハンドを最後まで打ち抜きました。
この試合でキーズはエース7本、ウィナー(決定打)36本を記録。数字が示す通り、主導権を取りにいく攻撃的なテニスを貫いた結果、四大大会(グランドスラム)初制覇へあと一歩というところまでたどり着きました。
決勝は「女王」対「挑戦者」の構図
土曜日に行われる決勝では、サバレンカが「女王」、キーズが「挑戦者」という構図になります。シード順位や実績から見れば、キーズはアンダードッグ(下馬評が低い側)としてコートに立つことになりますが、準決勝でシフィオンテクを逆転で下した勢いは侮れません。
サバレンカは昨年のタイトルに続く連覇を目指し、キーズはキャリア初の四大大会タイトル獲得をかけて決勝に臨みます。どちらにとっても、今後のキャリアを象徴する一戦となる可能性があります。
勝敗を左右しそうな3つのポイント
- サービスゲームの出来:サバレンカ、キーズともに強力なサーブが武器です。どちらが自分のサービスゲームをしっかり守れるかが、試合展開に直結します。
- リスクと安定感のバランス:エースとウィナーを量産する一方で、ミスも増えやすいのが攻撃的なテニスの難しさです。リスクを取りつつ、どこまでミスを抑えられるかが鍵になります。
- ビッグマッチの経験とメンタル:サバレンカはすでに全豪優勝経験があり、センターコートでの決勝にも慣れています。一方、キーズは複数回の四大大会で上位進出を経験しているものの、タイトルはまだありません。プレッシャーが高まる場面で、冷静さを保てるかどうかが注目されます。
日本のテニスファンにとっての注目ポイント
日本のテニスファンにとっても、全豪オープン女子シングルス決勝は、世界の女子テニスの「いま」を知る良い機会になります。トップレベルでは、パワーと攻撃性を軸にしながらも、メンタルと戦術の精度が問われる戦いが主流になりつつあります。
サバレンカ対キーズという組み合わせは、その傾向を象徴する顔合わせです。ショットの豪快さだけでなく、ポイント間の表情や仕草、ゲームの流れの変化にどう対応しているかを見ることで、一試合から学べることは多いはずです。
土曜日の決勝で、女王が貫禄を見せて連覇を達成するのか、それともキーズが勢いのまま初の四大大会タイトルをつかむのか。テニスファンにとって、目が離せない一戦になりそうです。
Reference(s):
Sabalenka, Keys to meet in Australian Open women's singles final
cgtn.com








