アジア冬季競技大会に向けCMG「中国紅」中継車がハルビン入り
2025年のアジア冬季競技大会を前に、中国メディアグループ(CMG)の愛称「中国紅」のライブ中継車隊がハルビンに到着し、ショートトラックスピードスケートやフィギュアスケートなどの放送準備を進めました。本記事では、その放送インフラの動きをコンパクトに整理します。
北京から約1300キロ、CMG第2陣の中継車隊が到着
中国メディアグループ(CMG)の「中国紅」ライブ中継車隊の第2陣が、北京から約1300キロを走破し、アジア冬季競技大会の開催地ハルビンに到着しました。国際スポーツイベントの国際ニュースを支える中継拠点が、着々と現地で立ち上がっているかたちです。
今回ハルビン入りした車両には、超高精細映像に対応した放送車をはじめ、補助車両、音声専用車両、機材運搬車両などが含まれています。競技中継の「スタジオ」がそのまま走ってきたような存在であり、会場に到着した時点で、すでにほぼ完成した放送システムが持ち込まれたことになります。
競技会場と式典会場に分散配置される中継車
ハルビン到着後、中継車隊は役割に応じて2つの主要拠点に分かれました。国際大会を多拠点から伝えるための「分散配置」です。
ショートトラックとフィギュアの映像拠点:黒竜江冰上運動訓練中心
車両のうち5台は、ショートトラックスピードスケートとフィギュアスケートの会場となる黒竜江冰上運動訓練中心(黒竜江アイススポーツトレーニングセンター)へ向かいました。ここでは、氷上競技の映像制作と国際配信に必要な機材やスタッフが集約されます。
ショートトラックは一瞬の判断や接触も多い競技で、フィギュアスケートは細かな表現が見どころとなる競技です。そのため、カメラワークやスロー再生を含む映像のクオリティが、観戦体験を左右しやすい種目です。こうした競技でCMGがシグナル(国際映像)制作を担うことは、アジア冬季競技大会全体の発信力に直結します。
開会式・閉会式を担うハルビン国際会議・展示・スポーツセンター
残りの中継車は、開会式と閉会式が行われるハルビン国際会議・展示・スポーツセンターへと配置されました。式典は大会の「顔」となる場面であり、国家・地域を代表する選手団入場や演出パフォーマンスを高い映像品質で伝えることが求められます。
中継車は、会場内外に設置された多数のカメラの映像をリアルタイムで切り替え、音声や照明の情報も統合しながら、世界に配信される映像を組み立てる中枢として機能します。
厳しい寒さを想定した「保温シェルター」も整備
冬季大会の放送準備では、機材をいかに安定稼働させるかも重要なテーマです。黒竜江冰上運動訓練中心の中庭には、中継車を駐車するための「保温シェルター(暖棚)」が設けられました。
このシェルター内では、8台のエアコンが連続稼働し、機材が適切な温度で動作できる環境を保っています。電子機器は極端な低温下では不具合が出やすいため、こうした温度管理は、目立たないものの放送を支える重要なインフラと言えます。
CMGが担う短距離系競技の国際映像制作
アジア冬季競技大会の期間中、CMGはショートトラックスピードスケートとフィギュアスケートのシグナル(国際映像)制作を担当します。各国・各地域の放送局は、このシグナルをもとに自国の視聴者へ番組として届けるため、CMGの役割は大会全体の情報発信の中核と言えます。
2月7日開幕のショートトラックに合わせた準備
ショートトラックの競技は、2025年2月7日にスタートするスケジュールでした。それに合わせて、中継車隊は事前の機材チェックや動線確認、カメラ位置の最適化など、細かな準備を積み上げてきた形です。
一見、試合当日の華やかな映像ばかりが注目されがちですが、その「数週間前」からこうした準備が重ねられていたことを知ると、冬季スポーツを見る視点も少し変わってきます。
なぜ「放送の裏側」が国際スポーツには重要なのか
今回のCMGの動きを追ってみると、国際ニュースとしてのアジア冬季競技大会が、どのような仕組みで世界に届けられているのかが見えてきます。放送インフラは、単なる技術的な裏方ではなく、競技そのものの価値や記憶の残り方にも影響する要素です。
- 競技の公平性と信頼性:高精細映像と多角的なカメラアングルは、判定への納得感やリプレー検証の精度向上につながります。
- 観戦体験の拡張:会場に行けない人でも、臨場感のある映像と音声で競技を追体験でき、ファン層の拡大につながります。
- 開催都市・地域の発信力:高品質な映像は、ハルビンを含む開催地の雰囲気や文化を、世界の視聴者に伝える手段にもなります。
これから冬季スポーツを見るときの「ちょっとした視点」
冬季スポーツの国際大会やアジア冬季競技大会のハイライト映像を見るとき、画面の後ろにある中継車やエンジニア、ディレクターたちの存在を少し想像してみると、同じ試合でも見え方が変わってきます。
氷上の速さや美しさだけでなく、それをどう切り取り、どう世界に届けるのか。その一端を支えているのが、今回ハルビンに集結したCMGの「中国紅」中継車隊と言えます。
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Reference(s):
More CMG broadcasting vehicles arrive in Harbin for Asian Winter Games
cgtn.com








