チャンピオンズリーグ最終節 マンCとPSGが生き残り、アーセナルはベスト16へ
欧州チャンピオンズリーグのリーグフェーズ最終節で、マンチェスター・シティとパリ・サンジェルマン(PSG)が土壇場でノックアウトステージ進出を確保し、アーセナルはトップ8入りでベスト16(ラウンド16)への直接進出を決めました。
リーグフェーズ最終節で一斉決着 新フォーマットならではの緊張感
今季のチャンピオンズリーグは、リーグフェーズの総合順位によって行方が決まる方式となっており、上位8クラブが新設のプレーオフをスキップしてベスト16に進出します。一方、それ以外のノックアウト進出クラブはプレーオフを戦ってラウンド16を目指します。
リーグフェーズ最終節では全18試合のうち「消化試合」となったのはわずか2試合とされ、多くのクラブが最後の最後まで順位争いに巻き込まれる、文字通りのドラマティックな夜になりました。
マンチェスター・シティとPSG:土俵際での生き残り
クラブ・ブルージュに逆転勝利、崖っぷちから抜け出したシティ
マンチェスター・シティはアウェーでクラブ・ブルージュと対戦し、一時はリードを許しながらも3対1の逆転勝利を収めました。勝利が絶対条件というプレッシャーの中での白星で、「恥ずべき敗退」をギリギリで回避した形です。
プレミアリーグ王者のシティはこの結果により、ノックアウトステージ行きの切符を手にしましたが、ベスト16に進むにはプレーオフを勝ち抜く必要があります。今後のプレーオフでは、タイトルホルダーであるレアル・マドリードかバイエルン・ミュンヘンとのビッグマッチが組まれる見通しで、早い段階から注目カードが実現しそうです。
PSGは敵地で4発 連勝でノックアウト進出
PSGは前節でシティに4対2と打ち勝った勢いそのままに、今節は敵地でシュツットガルトを4対1と圧倒しました。攻撃陣が力の差を見せつける内容で、シティ同様にノックアウトステージ進出を確定させています。
ただしフランス勢でトップ8入りを果たしたのはリールのみで、PSGはプレーオフを経由してベスト16を目指すことになります。実力校同士がぶつかるプレーオフでの戦いぶりが焦点となります。
アーセナルはジローナ撃破で堂々のトップ8入り
アーセナルはアウェーでジローナと対戦。引き分け以上でベスト16が決まる有利な状況でしたが、ジョルジーニョとイーサン・ヌワネリのゴールで2対1の勝利を収めました。
この勝利により、アーセナルはトップ8入りを確定し、新設プレーオフを回避してベスト16へ直接進出します。リーグフェーズを通じて安定した戦いぶりを見せたことが、そのまま結果に結びついた形と言えます。
トップ8に滑り込んだ顔ぶれ:インテル、アトレティコ、レバークーゼンら
アーセナルに加え、インテル・ミラノ、アトレティコ・マドリード、バイエル・レバークーゼン、リール、アストン・ビラの5クラブが最終節でトップ8入りを決め、すでに条件を満たしていたリバプールとバルセロナを含めた8クラブがプレーオフ免除を勝ち取りました。
- インテル・ミラノ:10人となったモナコを3対0で下し、最終順位4位を確保。
- アトレティコ・マドリード:オーストリアでのザルツブルク戦に4対1で快勝し、チャンピオンズリーグ5連勝と絶好調。
- バイエル・レバークーゼン:スパルタ・プラハに2対0で勝利し、任務をきっちり遂行。
- リール:フェイエノールトを6対1で粉砕し、フランス勢唯一のトップ8入りを達成。
- アストン・ビラ:42年ぶりの大会出場でセルティックに4対2の逆転勝ち。モーガン・ロジャースのハットトリックにより、8位に滑り込み。
- リバプール:大幅なターンオーバーを行った影響もあり、PSVアイントホーフェンに2対3で敗れたものの、総合首位の座は守り切りました。
- バルセロナ:アタランタとの打ち合いを2対2の引き分けで終え、2位をキープ。
最終的に、リバプール、バルセロナ、アーセナル、インテル、アトレティコ、レバークーゼン、リール、アストン・ビラの8クラブがトップ8に入り、新フォーマットでのチャンピオンズリーグにおける「安全圏」を手にしました。
惜しくもトップ8を逃した強豪たち:レアル、バイエルン、ミランなど
一方で、アタランタ、ボルシア・ドルトムント、レアル・マドリード、バイエルン、ACミランは、いずれもトップ8からわずか1ポイント差で届かず、プレーオフに回ることになりました。
アタランタはこの日を7位で迎えながら、バルセロナと2対2で引き分けたことで9位に後退。わずかな差が大きな意味を持つことを象徴する結果となりました。
ACミランはディナモ・ザグレブに2対1で敗れ、トップ8から転落。前半39分のユヌス・ムサの退場が試合を大きく左右したとされます。ミランはプレーオフでユベントスかフェイエノールトと対戦することになります。
プレーオフ行きのクラブと今後の焦点
プレーオフには、マンチェスター・シティやPSG、アタランタ、ドルトムント、レアル・マドリード、バイエルン、ACミランといった強豪に加え、PSVアイントホーフェン、ベンフィカ、モナコ、ブレスト、フェイエノールト、ユベントス、セルティック、スポルティング・リスボン、クラブ・ブルージュなどが名を連ねます。
この顔ぶれだけを見ても、プレーオフの段階からビッグクラブ同士の対戦が続出することはほぼ確実で、どのクラブがラウンド16に進むのか、予想が難しい構図になっています。
新フォーマットで高まる「最後まで目が離せない」感
リーグフェーズ最終節の18試合のうち、ほとんどが順位や生き残りに関わる重要な一戦となったことは、新フォーマットの特徴をよく表しています。
トップ8入りによるプレーオフ回避、プレーオフに回るかどうかの瀬戸際、そしてノックアウトステージ自体から脱落する恐れ。クラブごとに「賭けるもの」が異なる中で、90分間の重みが増したことで、視聴者にとっても最後のホイッスルまで緊張感が続く大会になっています。
ヨーロッパの強豪がひしめき合う中、名門クラブが早々に姿を消す可能性もあれば、新興クラブや久々に戻ってきたクラブがベスト16で存在感を放つ可能性もあります。日本から観戦するファンにとっても、どの試合を選ぶか悩ましいほど、見どころの多いノックアウトステージになりそうです。
Reference(s):
Champions League: Man City, PSG stay alive as Arsenal reach last 16
cgtn.com








