アジア冬季競技大会ハルビン2025 中国開催をIOC委員フォック氏が語る video poster
今年ハルビンで開催されている第9回アジア冬季競技大会ハルビン2025の閉幕を2日後に控えた水曜日、中国黒竜江省ハルビン市の特設スタジオで、国際オリンピック委員会(IOC)委員で香港特別行政区オリンピック委員会会長、アジア・オリンピック評議会(OCA)第一副会長を務めるティモシー・フォック氏がインタビューに応じ、中国開催の成功と冬季スポーツの今後について語りました。
記録的な参加規模 34の国と地域
フォック氏は、今大会には34の国と地域が参加し、過去最多となる記録的な規模になったことに強い喜びを示しました。アジア冬季競技大会が多様な地域を巻き込みながら成長していることを象徴する数字だと受け止めている様子です。
参加する国と地域が増えるほど、選手同士の競争だけでなく、文化や価値観の交流の機会も広がります。フォック氏の発言からは、こうした広がりこそがアジアの冬季スポーツの土台を厚くしていくとの見方がうかがえます。
中国開催と雪氷スポーツの伸び
フォック氏は、中国が雪上・氷上競技で示している顕著な成果を称賛しました。アジア冬季競技大会ハルビン2025を通じて、多くの人が中国の冬季スポーツのレベルの高さと、その取り組みの積み重ねを目にする機会になっていると評価しているとみられます。
また、ハルビン2025が、より多くの人々にスキーやスケートなどの寒冷地スポーツに親しむきっかけを与えることを願っているとも語りました。大会を観戦する人はもちろん、テレビやオンラインで試合を見た人が自分もやってみたいと思うような契機になってほしいという思いがにじみます。
2029年サウジ大会と西アジアの可能性
次回のアジア冬季競技大会は、2029年にサウジアラビアで開催される予定です。フォック氏は、この大会をきっかけに西アジアで雪上・氷上スポーツをさらに発展させる可能性があると強調しました。
気候や地理条件が異なる地域で冬季スポーツを根付かせるには時間も工夫も必要ですが、新たな開催地は競技の裾野を広げる大きなチャンスでもあります。アジア・オリンピック評議会の第一副会長として、フォック氏は西アジアにおける長期的な成長のポテンシャルに期待を寄せているようです。
香港アイスホッケー トップ8の重み
香港特別行政区体育協会・オリンピック委員会の会長でもあるフォック氏は、ハルビンでの香港アイスホッケー代表の健闘にも触れました。チームが今大会でベスト8入りを果たしたことに大きな誇りを感じているとし、その成果をうれしそうに語りました。
冬季競技の歴史が比較的短い地域にとって、国際大会でトップ8に入ることは大きな意味を持ちます。この結果は、香港の選手や子どもたちにとっても、自分たちにもチャンスがあるという具体的なイメージを与えるきっかけになりそうです。
79歳の誕生日とレガシーへの願い
偶然にもフォック氏の79歳の誕生日はアジア冬季競技大会最終日に重なります。氏は、誕生日の願いとして、ハルビン2025の成功が一過性のものに終わらず、将来の世代が冬のスポーツを身近に感じ続けるための長期的なレガシーを残してほしいと語りました。
大会が終わったあとも、競技施設の活用や次世代育成、地域コミュニティでのスポーツ参加など、さまざまな形で効果を広げていくことが求められます。フォック氏の願いは、そうした長い時間軸で冬季スポーツの未来を見据える視点の重要性を示していると言えるでしょう。
冬季スポーツを自分ごとにする視点
フォック氏の発言をたどると、中国開催の成功や記録的な参加国・地域数、西アジアへの広がり、そして香港アイスホッケーの躍進と、アジア冬季競技大会が持つ多層的な意味が見えてきます。
一つの国や地域だけでなく、アジア全体で冬季スポーツをどう共有し、次世代につないでいくのか。ハルビン2025をめぐる議論は、私たちがスポーツを通じてどのような社会やつながりを望むのかを考えるヒントにもなりそうです。
Reference(s):
Exclusive: Fok celebrates China's success hosting Asian Winter Games
cgtn.com








