CBAクラブカップ準決勝、新疆が山西を105−89で下し決勝進出
中国バスケットボール協会(CBA)の新大会「CBAクラブカップ」最終ラウンドで、新疆フライングタイガースが山西ロングスを105−89で破り、決勝進出を決めました。通常のレギュラーシーズンとは異なる特別ルールの中で、新疆が上位チームを下した一戦として注目されています。
試合の流れ:前半は拮抗、後半で新疆が突き放す
大会の最終ステージは、中国北西部の陝西省・西安市で行われています。火曜日に行われた準決勝第1試合では、新疆が第1クォーターを終えて9点リードと幸先よくスタートしました。
しかし、現在のCBAレギュラーシーズンで2位につけている山西ロングスも簡単には崩れません。前半終了時点でスコアは54−54と振り出しに戻り、試合は一気にわからなくなりました。
勝負どころとなったのは第3クォーターです。新疆はここで13−2のラン(連続得点)を決め、再び9点差までリードを広げます。このリードを最後までキープし、最終的に105−89で山西を振り切りました。
エドワーズ29得点、ディアロは35得点の大暴れ
新疆のオフェンスをけん引したのは、春節(旧正月)期間の中断中にチームへ加入したロバート・エドワーズです。この試合でエドワーズはチーム最多となる29得点をマークし、さらに6リバウンド、5アシストも記録してオールラウンドな働きを見せました。
一方、山西では元NBAスラムダンクコンテスト王者のハミドゥ・ディアロが存在感を発揮。試合最多となる35得点を叩き出し、個人としては素晴らしいパフォーマンスを披露しました。それでも、新疆の堅実なゲーム運びとチームとしてのバランスの前に、山西は最後まで追いつくことができませんでした。
「CBAクラブカップ」とはどんな大会か
CBAクラブカップは、CBAのクラブチームが参加する新しいカップ戦で、今大会が初開催となります。最終ステージには8チームが進出し、西安市で集中的に試合が行われています。
フォーマットには、レギュラーシーズンとは異なる特徴があります。
- 出場クラブ:CBAの8チームが最終ステージに進出
- 方式:シングルエリミネーション(トーナメント形式で、負ければ即敗退)
- 試合時間:各クォーター10分(通常の12分より短い設定)
- 海外選手枠:1試合で最大4人の海外選手を起用可能。ただし同時にコートに立てるのは2人までで、大会全体を通じた出場回数は最大8回に制限されています。
- レギュラーシーズンへの影響:クラブカップの結果は、レギュラーシーズンの順位には反映されません。
試合時間が短く、トーナメント一発勝負という条件のもとでは、序盤の失速がそのまま敗退につながるリスクが高まります。今回の新疆のように、試合の流れを一気に引き寄せるランが勝敗を大きく左右しやすいフォーマットだと言えます。
残る準決勝と決勝のカード
もう一つの準決勝では、北京ダックスと上海シャークスが対戦する予定です。この勝者が決勝に進み、新疆フライングタイガースとタイトルを争います。
準決勝第2試合は水曜日、決勝は土曜日に、西安市で開催されるスケジュールとなっています。短期決戦の中で、コンディション調整や選手起用の妙が結果を左右することになりそうです。
なぜこのニュースが重要か:レギュラーシーズンとは違う「テストの場」
CBAクラブカップは、単なるお祭り的なカップ戦ではなく、クラブにとっては戦力の見極めや新戦術のテストの場として機能しうる大会です。レギュラーシーズンの順位に直結しないからこそ、思い切った起用や戦い方が試しやすい側面があります。
- レギュラーシーズン2位の山西を新疆が撃破し、勢力図の変化を感じさせる結果となったこと
- 10分クォーター&シングルエリミネーションという特別ルールが、チーム戦略に新たな工夫を求めていること
- 海外選手枠の運用が、短期大会での「駒の使い方」を可視化していること
こうしたポイントは、中国バスケットボールの競技レベルやリーグ運営の方向性を読み解くヒントにもなります。国際バスケットボールやアジアのスポーツビジネスに関心のある読者にとっても、CBAクラブカップは動向を追っておきたいトピックと言えるでしょう。
決勝で新疆が勢いを維持するのか、それとも北京または上海が立ちはだかるのか。短期トーナメントならではのドラマが、まだ続きそうです。
Reference(s):
CBA Club Cup: Xinjiang beats Shanxi 105-89 to reach championship final
cgtn.com








