ハーフマラソン世界新記録 キプリモが56分41秒、日本の山西も競歩で新記録
陸上の国際ニュースで、ハーフマラソンと競歩20キロで世界新記録が同じ日に生まれました。ウガンダのジェイコブ・キプリモ選手がバルセロナで男子ハーフマラソン世界記録を大幅に更新し、日本のトシカズ・ヤマニシ選手も神戸で20キロ競歩の世界新を樹立しました。
バルセロナでキプリモがハーフマラソン世界新
日曜日にスペイン・バルセロナで行われたハーフマラソンで、ウガンダのジェイコブ・キプリモ選手が56分41秒のタイムで走り、男子ハーフマラソンの世界記録を塗り替えました。
このタイムは、今年10月にエチオピアのヨミフ・ケジェルチャ選手が樹立していた前世界記録を49秒も上回るものです。世界陸連(World Athletics)は、自身の公式サイトで「男子ハーフマラソンの世界記録としては史上最大の更新幅」と伝えています。
キプリモ選手はクロスカントリー世界選手権で2度優勝している長距離のエースです。レース後には次のように振り返りました。
「完璧なレースでした。気温は理想的で、風もなく、コースも素晴らしかった。すべてが予想以上にうまくいきました。3キロ過ぎからペースを上げられるほどエネルギーに余裕があると感じましたが、57分の壁を破れるとは想像もしていませんでした」と話しています。
さらに、「次のレースは4月27日のロンドンでのマラソンデビューになるので、それまでレースには出場しません」と述べ、フルマラソン初挑戦に向けて準備に集中する考えを示しました。
キプリモの記録のポイント
- 種目:男子ハーフマラソン(約21.1キロ)
- 記録:56分41秒
- 前世界記録との差:マイナス49秒
- 開催地:スペイン・バルセロナ
神戸でヤマニシが20キロ競歩世界記録
同じ日、日本のトシカズ・ヤマニシ選手は神戸で行われた20キロ競歩で1時間16分10秒をマークし、男子20キロ競歩の世界記録を更新しました。
この記録は、2015年に同じ日本のユウスケ・スズキ選手が打ち立てていた世界記録を26秒縮めるものです。日本の競歩界にとって、久しぶりとなる大きなニュースとなりました。
ヤマニシ選手はレース後、「今日の努力に『時間』がついてきてくれてうれしいです」と語りました。前半は周囲の選手が作るリズムを利用し、後半勝負を狙っていたといいます。
「序盤は動きがしっくりこず、決して楽ではありませんでしたが、途中で修正して自分のリズムをつかむことができました。どんな展開になっても世界記録を狙うプランで臨みました。苦しかった昨シーズンも支えてくれた人たちに、今日のパフォーマンスで感謝を伝えられたと思います」と、支えてくれた人々への思いも口にしました。
ヤマニシの記録のポイント
- 種目:男子20キロ競歩
- 記録:1時間16分10秒
- 前世界記録との差:マイナス26秒
- 開催地:日本・神戸
相次ぐ世界新記録が映す現在の陸上
ハーフマラソンと20キロ競歩という異なる種目で、同じ日に世界新記録が生まれたことは、現在の陸上競技のレベルの高さと、選手たちの準備の質を象徴しているように見えます。
両選手のコメントからは、
- コンディションを冷静に見極めること
- レース中に自分のリズムをつかみ直す力
- 苦しい時期を支えてくれた人への感謝
といった要素が共通していることが分かります。
タイムや記録だけでなく、その裏にある戦略やメンタルの強さに目を向けると、国際ニュースとしての陸上競技がより立体的に見えてきます。こうした国際ニュースを日本語で丁寧に追うことで、世界の陸上シーンの変化を日常の会話やSNSで共有しやすくなるはずです。今後、キプリモ選手のフルマラソン初挑戦、ヤマニシ選手のさらなる挑戦がどのような物語を生むのか、注目が集まりそうです。
Reference(s):
Uganda's Jacob Kiplimo smashes half marathon world record in 56:41
cgtn.com







