エムバペが圧巻ハットトリック レアル、CLでマンC撃破しベスト16進出
欧州サッカーのチャンピオンズリーグで、レアル・マドリードのキリアン・エムバペが圧巻のハットトリックを達成し、マンチェスター・シティを3対1で下しました。2試合合計6対3としたレアルは、ディフェンディングチャンピオンとして貫禄のラスト16進出を決めています。
試合の概要:王者レアルがマンCを圧倒
現地時間の水曜日に行われた一戦は、チャンピオンズリーグ王者レアル・マドリードがホームでマンチェスター・シティを迎えた注目のカードでした。試合は開始直後からレアルが主導権を握り、最終的に3対1で勝利。2試合合計スコアは6対3となり、ラスト16(ベスト16)進出を決めています。
ペップ・グアルディオラ監督率いるマンチェスター・シティは、エースストライカーであるアーリング・ハーランドを欠く布陣。攻撃の核を欠いた影響もあり、スペインの首都で完全に主導権を握ったレアルに対して、ほとんど決定的な場面を作れないまま苦しい展開となりました。
試合終盤のアディショナルタイムにニコ・ゴンサレスがゴールを押し込んで1点を返したものの、焼け石に水。シティにとっては、王者レアルを崩し切れないまま大会から姿を消す、痛い早期敗退となりました。
エムバペのハットトリックを振り返る
開始4分、ループシュートで口火を切る
この夜の主役となったのが、フランス代表のスター、キリアン・エムバペです。試合はまだ4分という早い時間帯で、エムバペがゴールネットを揺らします。最終ラインの背後を突いて抜け出すと、飛び出したゴールキーパーの頭上を越えるループシュートで先制点を奪いました。
難易度の高い選択をあえて成功させたこの一撃で、スタジアムの空気は一気にレアル側へ傾きます。マンチェスター・シティにとっては、早い時間帯での失点が大きなプレッシャーとなりました。
連係から生まれた2点目、シティ守備陣を切り裂く
さらにエムバペは、前線のチームメートとの連係から2点目を奪います。レアルの攻撃陣がテンポ良くボールをつなぎ、マンチェスター・シティの守備ブロックを切り裂く形でゴール前に侵入。最後はエムバペが冷静にフィニッシュを決めました。
この場面では、個人技だけでなく、周囲とのコンビネーションの精度の高さが光りました。相手守備陣は対応しきれず、完全に崩された形での失点となり、レアルの攻撃力の厚みが改めて示されたシーンでもあります。
後半の低いシュートでハットトリック達成
後半に入ってもエムバペの勢いは衰えません。ペナルティエリア手前でボールを受けると、素早いコントロールから低く鋭いシュートをゴール隅に突き刺し、この日3点目となるゴールをマークしました。
これでエムバペは、今季のチャンピオンズリーグで10試合出場・7ゴールに到達。シーズン全体では28ゴールを記録しており、直近18試合で18ゴールと、まさに量産体制に入っていることが数字からも分かります。
レアルでのキャリア序盤はややスロースタートと評されていたエムバペですが、その段階はすでに過去のものになったと言えそうです。
マンチェスター・シティにとっての痛恨の敗退
一方で、マンチェスター・シティにとってこの敗戦は、内容・結果の両面で重いものになりました。重要な得点源であるハーランドを欠く中でのアウェーゲームとなり、攻撃面での迫力不足は否めませんでした。
レアルが圧倒的な試合運びを見せる中、シティはなかなかペナルティエリア内で勝負する場面を作れず、「王者レアルに一太刀も浴びせられない」時間が長く続きました。アディショナルタイムのニコ・ゴンサレスのゴールで一矢報いたものの、2試合合計6対3というスコアが示す通り、勝負はすでに決していました。
グアルディオラ監督にとっては、欧州の大舞台で再び頂点を目指す中での早期敗退となり、今後のチーム作りや選手起用のあり方にも少なからず影響を与える結果と言えるでしょう。
数字が語るエムバペの存在感
この試合後の数字を見ると、エムバペが現在のレアル・マドリードにとっていかに重要な存在かが浮かび上がります。
- チャンピオンズリーグ今季成績:10試合で7ゴール
- 今季公式戦通算:28ゴール
- 直近18試合:18ゴール(ほぼ1試合1得点のペース)
世界最高峰の舞台でこれだけのペースで得点を重ねる選手はごくわずかです。今季のレアルは、最多15回の欧州制覇を誇るクラブとして、再びタイトルを狙う上でエムバペのゴールに大きく依存しているとも言えます。
同時に、この試合で見せたように、エムバペは得点だけでなく、攻撃のリズムを作り、相手守備陣の意識を自分に集中させることで、周囲の選手にもスペースとチャンスを生み出しています。
CL戦線へのインパクト:王者レアルはなお健在
今回の結果は、今季のチャンピオンズリーグ全体の構図にも大きな影響を与えます。ディフェンディングチャンピオンであり、15度の欧州制覇を誇るレアル・マドリードが、難敵マンチェスター・シティを圧倒してラスト16に進んだことで、「レアル中心の優勝争い」という見方は一段と強まりそうです。
一方で、タレントぞろいのマンチェスター・シティが早い段階で姿を消したことは、大会の行方を読む上で大きな変数になります。優勝候補と目されていたクラブが一つ消えたことで、他クラブにとってはチャンスが広がる一方、レアルにとっては一つ難敵を退けた形です。
エムバペがこのペースで得点を重ね続ければ、今季のチャンピオンズリーグは、レアルとエムバペの物語として語られる可能性もあります。とはいえトーナメントは一発勝負の連続であり、番狂わせもつきものです。今後、どのクラブがレアルに挑み、どのような戦いを見せるのか、引き続き注目が集まります。
読み手への問いかけ:エムバペ時代は本格的に始まったのか
チャンピオンズリーグの大一番で決定的な仕事をやってのけるストライカーは、サッカー史の中でも限られた存在です。この日のエムバペのパフォーマンスは、その仲間入りを予感させるものでした。
- レアル・マドリードは、このまま今季も欧州の頂点に立つのか
- エムバペは、今後どこまでゴール数を伸ばしていくのか
- ハーランド不在だったマンチェスター・シティは、どのようにチームを立て直すのか
移動時間やスキマ時間でも追えるチャンピオンズリーグの物語として、こうした問いを頭に置きながら、次のラウンドの試合を見てみると、また違った景色が見えてくるかもしれません。
Reference(s):
Mbappe hat-trick as Real Madrid knock Man City out of Champions League
cgtn.com








