フィギュア四大陸選手権、キム・チェヨンが女子SP首位 日本ペアは金
国際フィギュアスケートの主要大会であるISU四大陸フィギュアスケート選手権の女子ショートプログラムがソウルで行われ、韓国のキム・チェヨン選手が圧巻の演技で首位に立ちました。中国代表3選手もそろって12〜16位に入り、ペアでは日本の三浦璃来・木原龍一組が金メダルを獲得するなど、アジア勢が存在感を示しています。
女子ショートプログラム、キム・チェヨンが首位発進
ソウルで金曜日に行われた女子ショートプログラムでは、韓国のキム・チェヨン選手が74.02点をマークし、トップに立ちました。アジア冬季競技大会で金メダルを獲得している実力者らしく、落ち着いた滑りと正確なジャンプで地元の観客を大いに沸かせました。
ショートプログラムは、フリーと合わせた合計点で順位が決まるフィギュアスケートの前半戦です。その初戦で大きなリードを確保したことで、キム選手はフリーに向けて有利な立場に立ったと言えます。
中国代表3選手は12〜16位に集結
女子ショートプログラムには合計21人の選手が出場しました。その中で、中国代表の安香怡選手、朱易選手、陳虹伊選手の3人は、それぞれ12〜16位に入り、フリーにつながる戦いを展開しました。
朱易は安定したジャンプで15位
朱易選手は、過去にハルビンで行われたアジア冬季競技大会で自己最高の成績を残している選手です。今大会のショートプログラムでも、複数のトリプルジャンプ(3回転ジャンプ)を落ち着いて決め、スピードとつなぎの滑りも乱れの少ない演技を披露しました。
その結果、得点は48.38点で15位。大きなミスなくまとめたことで、フリーでの巻き返しに向けて土台を築いた形です。
けがを押して出場した陳虹伊は16位
陳虹伊選手は、けがを抱えながらの出場となりましたが、スピンとステップ(足技)で高い技術を見せました。回転の速いスピンやエッジを使い分けたフットワークは健在で、演技構成の質の高さを印象づけました。
スコアは47.57点で16位。順位だけを見ると中位ですが、コンディションを考えれば、内容のある演技だったと言えます。
安香怡は12位と健闘
安香怡選手も、ショートプログラムで自分の力を発揮しました。ジャンプやスピンを大きな崩れなくまとめ、合計57.63点を獲得。21人中12位と、3人の中国代表の中では最上位につけています。
- 12位:安香怡 57.63点
- 15位:朱易 48.38点
- 16位:陳虹伊 47.57点
3人ともフリーに駒を進めており、演技内容次第では総合順位を押し上げる可能性も十分に残されています。
ショートの結果はフリーでどこまで動くか
フィギュアスケートの国際大会では、ショートとフリーの合計点で最終順位が決まります。ショートでのリードは大きな意味を持ちますが、フリーは演技時間も長く要素も多いため、点差がひっくり返る展開も珍しくありません。
首位に立つキム・チェヨン選手にとっては、フリーでの一つ一つの要素が優勝を左右します。一方、中国代表の3選手は、中位から上位を狙える位置につけており、フリーでのノーミスの演技が実現すれば、総合順位を着実に上げることが期待されます。
ペアは三浦璃来・木原龍一組が金メダル
ペア競技では、日本の三浦璃来/木原龍一組が合計217.32点を記録し、金メダルを獲得しました。特にフリーでは142.59点という高得点をたたき出し、難度の高いリフトやツイストリフト、スロージャンプを安定して決めて、勝負どころで強さを見せました。
カナダのディアナ・ステラート=デュデク/マキシム・デシャン組は、ショートプログラムでやや伸び悩んだものの、フリーで立て直して銀メダルを獲得しました。同じくカナダのリア・ペレイラ/トレント・ミショー組が銅メダルを手にし、表彰台には日本とカナダのペアが並ぶ結果となりました。
- 金メダル:三浦璃来/木原龍一(日本) 217.32点(フリー142.59点)
- 銀メダル:ディアナ・ステラート=デュデク/マキシム・デシャン(カナダ)
- 銅メダル:リア・ペレイラ/トレント・ミショー(カナダ)
アジア開催の国際大会として広がる視野
ISU四大陸フィギュアスケート選手権は、アジアやアメリカなどの選手が世界のトップレベルで競い合う国際大会です。ソウル開催となった今大会では、韓国、日本、中国の選手たちが観客の前で力を出し合い、アジア発のフィギュアスケートの盛り上がりを象徴する舞台となっています。
女子シングルでは地元のキム・チェヨン選手がリードし、中国代表3選手もフリー次第で上位進出を狙える位置につけています。ペアでは日本の三浦・木原組がタイトルをつかみ、北米勢も存在感を発揮しました。
国際ニュースとして見ても、アジア勢が活躍するスポーツの現場は、地域のつながりやスポーツ文化の広がりを映し出す場でもあります。フリーでどのようなドラマが生まれるのか、引き続き注目が集まりそうです。
Reference(s):
Kim leads women's short program at ISU Four Continents Championships
cgtn.com








