40歳ロナウドが17点目 アル・ナスル、アル・ワフダに2-0で快勝
サウジ・プロリーグのアル・ナスルでプレーする40歳のクリスティアーノ・ロナウドが、最下位に沈むアル・ワフダ戦で1得点とPK獲得に絡む働きを見せ、チームの2-0勝利と優勝争いの望みをつなぎました。
静かな前半から一転、後半立ち上がりにロナウドが均衡を破る
この試合の前半は、アル・ナスル、アル・ワフダともに決定機をつくれず、やや膠着した展開が続きました。両チームとも守備の集中は高かったものの、ゴール前でのアイデアや精度を欠き、0-0のまま折り返します。
流れが変わったのは後半開始からわずか3分後でした。途中出場のアンジェロが右サイドから正確なクロスを送り込み、それに合わせたのがロナウドです。鋭い動き出しでディフェンスラインの裏に入り込むと、力強いヘディングでネットを揺らしました。このゴールは、ロナウドにとって今季リーグ戦17点目となりました。
ポスト直撃のピンチ アル・ワフダの反撃
失点後、ホームのアル・ワフダは攻撃のギアを一段上げます。ラインを押し上げ、アル・ナスル陣内でプレーする時間を増やすと、何度か危険な形をつくりました。
中でも大きなチャンスとなったのが、試合開始からおよそ1時間が経過した場面です。アル・ワフダのストライカー、モラド・ホダリがゴール目前で決定的なシュートを放ちましたが、ボールはポストをかすめて外へ。アル・ナスルにとっては、試合の流れを左右しかねないヒヤリとする瞬間でした。
VARが呼んだPK ロナウドはマネにキックを託す
試合は1-0のまま終盤へ入り、時計はアディショナルタイム6分に差しかかります。この時間帯、ロナウドのフリーキックがアル・ワフダのジュニーニョ・バクーナの腕に当たり、ペナルティーエリア内でのハンドかどうかが争点となりました。
ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によるチェックの結果、主審はバクーナの腕の位置を不自然と判断し、アル・ナスルにPKを与えます。普段であればスポットに立つのはロナウドですが、この日はサディオ・マネにキックを譲りました。
元リバプールのエースであるマネは、落ち着いてゴール右へ決めて2-0。ロナウドが誘発したPKを、チームメートが確実に生かす形となり、試合はそのままアル・ナスルの勝利で締めくくられました。
順位争いの現状 アル・ナスルは優勝レースに踏みとどまる
この勝利により、アル・ナスルはサウジ・プロリーグの順位表で3位に浮上しました。首位との勝ち点差は8のままですが、残り12試合を残しているため、優勝への可能性はまだ残されています。一方のアル・ワフダは最下位から抜け出せず、苦しい状況が続きます。
- アル・ナスル:リーグ3位
- 首位との勝ち点差:8
- 残り試合数:12
- ロナウドの今季リーグ戦得点:17
数字だけを見れば、アル・ナスルがタイトルを手にするためには、ここからの取りこぼしは極力避けたいところです。その中でロナウドの得点力と試合を決める存在感は、引き続き重要な武器となります。
40歳ロナウドが見せたリーダーシップ
この試合のロナウドのプレーで印象的なのは、ゴールという結果だけではありません。後半立ち上がりに自らゴールを決めたうえで、終盤のPKをマネに譲った判断には、ベテランらしい視野の広さとチームメートへの信頼が表れていると見ることができます。
エースがあえて得点のチャンスを分け合う姿は、チーム全体のモチベーションや結束力にも好影響を与えます。40歳になってもトップレベルで戦い続けるロナウドの価値は、得点数という数字だけでなく、こうした振る舞いにも表れていると言えるでしょう。
アル・ナスルが今後、サウジ・プロリーグの優勝争いにどこまで食い込めるのか。その行方を占ううえで、このアル・ワフダ戦はロナウドの存在感とチームの可能性を改めて示す一戦となりました。
Reference(s):
Cristiano Ronaldo shines as Al Nassr secure routine win over Al Wehda
cgtn.com








