BNPパリバOPで中国本土のBuyunchaoketeが初戦突破、連敗脱出
男子テニスのBNPパリバ・オープンで、中国本土出身のBuyunchaokete選手が地元の若手をストレートで破り、ツアーで続いていた連敗を止める大きな一勝を挙げました。同じ大会では女子のWang Xinyu選手も勝ち上がっており、中国本土テニス勢の存在感が増しつつあります。
インディアンウェルズで中国本土選手が初戦突破
BNPパリバ・オープンは、米カリフォルニア州インディアンウェルズで行われる男子・女子の国際テニス大会です。現地時間の水曜日、男子シングルス1回戦に登場したBuyunchaokete選手は、アメリカの10代選手Nishesh Basavareddy選手を7-5、6-4のストレートで下しました。
スコアは接戦でしたが、Buyunchaokete選手は試合の多くの時間帯で主導権を握り、落ち着いたプレーを見せました。
要所で光ったブレーク力と安定感
数字を見ると、勝因となったポイントが見えてきます。
- Buyunchaokete選手は7つのブレークポイント(相手のサービスゲームを破る好機)を握り、そのうち3回でブレークに成功
- 自分のサービスゲームでは、一度だけしかブレークを許さなかった
- セット終盤のプレッシャーが高まる場面でも、リードを守り切る冷静さを見せた
こうした要所の強さが、地元の声援を受ける若いBasavareddy選手を相手に、ストレート勝利をつかむ決め手となりました。
本人のコメント:緊張とワクワクのセンターコート
試合後、Buyunchaokete選手はインディアンウェルズでの初出場、そしてセンターコートでのプレーについて、率直な心境を語っています。
インディアンウェルズでプレーするのは初めてで、とくにセンターコートということで、緊張と興奮が入り混じった気持ちでした。Basavareddyは若いネクストジェンの選手で、チャレンジャー大会で一緒に練習してきた仲でもあります。今日はお互い高いレベルでプレーできたと思います。とにかく試合を楽しみ、それ以外のことは忘れようとしました。自分のパフォーマンスを誇りに思っています。
結果だけでなく、緊張の中でいかに自分のプレーを楽しむかという意識が、今回の勝利を支えたことがうかがえます。
ツアー10連敗ストップと初のATPマスターズ勝利
今回の勝利には、数字以上の意味があります。この試合は、ここ最近のツアー大会で続いていた中国本土の選手による10連敗の流れを止める一勝となりました。
さらに、これはBuyunchaokete選手にとって、中国本土以外で挙げた初のATPマスターズ大会での勝利でもあります。ATPマスターズは、男子プロテニスを統括するATP(男子プロテニス協会)が主催する主要大会群で、4大大会に次ぐ格付けとされるカテゴリーです。
中国本土の男子選手がこうした大きな舞台で勝ち星を重ねることは、国内の若いテニスファンやジュニア選手にとっても、大きな刺激となりそうです。
女子ではWang Xinyuも勝ち上がり
同じBNPパリバ・オープンでは、女子シングルスで中国本土のWang Xinyu選手も勝ち上がりを決めています。男女そろって結果を残したことで、中国本土テニス勢に追い風が吹いている一日となりました。
国際大会で複数の選手が同時に勝ち進むことは、その国や地域のテニスレベルの底上げが進んでいるサインでもあります。今後のラウンドで、両選手がどこまで勝ち上がるのかにも注目が集まりそうです。
次戦はメドベージェフ戦:中国本土新世代の腕の見せどころ
Buyunchaokete選手は、次のラウンドでロシアのDaniil Medvedev選手と対戦します。トップレベルの実力者と当たる一戦は、中国本土の新世代が世界の舞台でどこまで通用するかを占う試金石ともいえます。
初戦の内容を踏まえると、次のようなポイントが見どころになりそうです。
- 初戦で見せた、サービスゲームの安定感と要所でのブレーク力を再現できるか
- センターコートでの緊張と興奮を一度経験したことを、次戦での落ち着きにつなげられるか
- 連敗を止めた流れを、自身のステップアップにつながる連勝につなげられるか
今回のBNPパリバ・オープンでのBuyunchaokete選手とWang Xinyu選手の活躍は、アジア勢、とりわけ中国本土の若いテニスファンにとって、世界ツアーがより身近に感じられるニュースです。試合結果だけでなく、プレッシャーの中でどう自分らしくプレーするのかという視点からも、今後の試合を追いかけてみると、新たな発見があるかもしれません。
Reference(s):
China's Buyunchaokete, Wang Xinyu progress at BNP Paribas Open
cgtn.com








