ヨーロッパリーグ16強 マンチェスターUは敵地ドロー、トッテナムは黒星
今週木曜日に行われたUEFAヨーロッパリーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグで、マンチェスター・ユナイテッドはレアル・ソシエダと1-1で引き分け、トッテナムはオランダのAZアルクマールに0-1で敗れました。レンジャーズとリヨンは敵地でいずれも3-1の勝利を収め、準々決勝進出に向けて大きく前進しています。
ユナイテッドは敵地でドロー、ヨーロッパリーグが唯一のタイトル目標に
スペイン北部サン・セバスティアンで行われた一戦で、マンチェスター・ユナイテッドはレアル・ソシエダ相手に1-1のドロー。ヨーロッパリーグが唯一のタイトル獲得のチャンスとなっているユナイテッドにとって、敵地での引き分けは悪くない結果と言えますが、勝ち切れなかった印象も残りました。
ジルクツェが待望の欧州初ゴール
スコアが動いたのは後半12分。ジョシュア・ジルクツェがペナルティーエリア手前から鋭いグラウンダーのシュートを突き刺し、ユナイテッドが先制しました。アレハンドロ・ガルナチョの絶妙なラストパスから生まれた一撃で、ジルクツェにとっては今季ヨーロッパリーグでの初ゴールとなりました。
ジルクツェは先週のFAカップで、フルハムとのPK戦の末に決定的なキックを外し、悔しい敗退を経験したばかり。ユナイテッドへの加入初年度も簡単ではないシーズンとなっていましたが、このゴールは本人にとってもチームにとっても、精神的に大きな意味を持つ得点となりました。
フェルナンデスのハンドから同点弾
しかしルベン・アモリム監督率いるユナイテッドは、リードを守り切ることができませんでした。コーナーキックの場面でブルーノ・フェルナンデスのハンドが取られ、レアル・ソシエダにPKが与えられます。これをミケル・オヤルサバルが落ち着いて決め、試合は1-1に。
その後もユナイテッドは勝ち越しゴールを狙い続けましたがネットは揺らせず、試合は引き分けで終了。ホームでの第2戦に向けて、アモリム監督は守備面の修正と決定力の向上が課題となりそうです。
トッテナムはAZに0-1、バーグヴァルの痛恨オウンゴール
一方、オランダで行われたAZアルクマール対トッテナムの一戦は、0-1でトッテナムの敗戦。前半にルーカス・バーグヴァルのオウンゴールが生まれ、この1点が決勝点となりました。
トッテナムにとってはアウェーでの最少失点差とはいえ、攻撃陣がゴールを奪えなかったことは気がかりです。ホームでの第2戦では、早い時間帯の先制点と、守備の安定が求められます。
レンジャーズとリヨンは敵地で3-1勝利
そのほかのカードでは、レンジャーズがジョゼ・モウリーニョ監督率いるフェネルバフチェに敵地で3-1と快勝。トルコの強豪相手に、スコアだけでなく内容面でも存在感を示しました。
また、リヨンもルーマニアでのFCSB戦を3-1で制し、準々決勝進出に向けて大きく前に出ています。いずれのチームもホームでの第2戦を控え、余裕を持って臨める展開となりました。
ファーストレグから見える勢力図
ヨーロッパリーグの決勝トーナメントは、90分の結果だけでなく、流れやメンタルの揺れも含めて「二戦合計」での戦い方が問われます。今週のファーストレグを振り返ると、次のようなポイントが見えてきます。
- マンチェスター・ユナイテッドは内容、結果ともに悪くないものの、セットプレー対応など細部の改善が必要
- トッテナムはホームでの巻き返しが必須で、攻撃のアイデアと守備のリスク管理がカギ
- レンジャーズとリヨンは3-1のアウェー勝利で、ベスト8進出へ大きなアドバンテージを確保
まだ折り返し地点であり、ヨーロッパのカップ戦らしく、第2戦での劇的な逆転やドラマも十分にあり得ます。日本から試合をチェックするファンにとっても、各クラブの戦い方やメンタルの持っていき方を追うことで、欧州サッカーの奥行きをより深く楽しめるラウンドになりそうです。
Reference(s):
United draw in Spain in Europa League last 16 as Spurs beaten
cgtn.com








